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採用したマンゴー農家が14倍増!「農薬より効いた」天敵農法とは 沖縄県が座談会

9/13(金) 5:40配信

沖縄タイムス

 県は11日、JAおきなわ南風原支店で、害虫の天敵となる虫を利用して防除する天敵農法の普及を目的とした「天敵利用促進座談会」を初めて開いた。農家や市町村の関係者など約130人が参加。天敵農法が農薬に比べて防除効果が高く、防除にかかる手間が省けることなどを学んだ。

 県営農支援課の貴島圭介主任技師が、害虫の天敵であるスワルスキーカブリダニやタバコカスミカメなどを使った天敵農法の事例、防除効果などを紹介。2011年に天敵農法を利用しているマンゴー農家は5戸だったが、防除効果の高さが評判となり、19年4月時点では14倍の70戸に急増していると説明した。

 天敵農法を利用する野菜農家も66戸あり、ピーマンやトウガンなどの品目を中心に広がりを見せているという。

 天敵と農薬の両方を利用している八重瀬町のピーマン農家では、「農薬だけを使用した場合に比べ、防除にかかる費用は1・3倍になった」と述べた。一方で、農薬をまく回数は4割減の6回で防除にかかる手間が減り、秀品率が10%向上したという。

 貴島氏は「害虫は農薬に対する耐性をつけるため、農薬による防除効果は次第に薄れる場合が多い」と指摘。天敵農法は殺虫剤を低減し、環境保全型農業にもつながるとした。現在は果樹を中心に天敵が使われているが、「品目の多い野菜にも普及できるよう利用促進に力を入れたい」と述べた。

最終更新:9/13(金) 15:35
沖縄タイムス

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