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チェルシーの英雄が挑む茨の道…“最も期待されない”ブルーズの挑戦が始まる

9/13(金) 21:45配信

SOCCER KING

 欧州の頂きを知るロンドンで唯一のクラブに歴代王者の貫録はない。それもそのはずだ。今季のチェルシーは、過去15年間で最も期待されていないのだ……。

期待されないチームを率いるクラブの英雄

 純粋な戦力だけを見れば、チャンピオンズリーグ(CL)出場32チームの中で、良く見積もって10番手くらいだろう。監督の実績に至っては堂々の31位。今季からリヨンを率いる元アーセナルのシウヴィーニョがいなければ最下位だろう。無論、シウヴィーニョは5年前からロベルト・マンチーニのアシスタントなどを務めてきたので、実質的にはフランク・ランパードが最下位かもしれない。

 だがフットボールというスポーツは、時に予期せぬサプライズを用意しているもので、チェルシーがあれよあれよと勝ち上がる可能性だって完全には否定できない。なぜなら、私たちは過去に目の当たりにしているのだ。元スター選手の新米監督がビッグイアーを掲げる光景を――。

 ペップやジズー? いやいや、そんな小物の話ではない! 監督初挑戦ではなかったものの、シーズン途中で指揮権を託されて頂点まで登り詰めたイタリア人がいたではないか。チェルシーファンならば忘れるはずもない。なぜなら彼が欧州制覇に導いたクラブこそチェルシーなのだから。

 無論、ランパードがあの栄光を忘れるはずがない。PK戦までもつれた2012年のバイエルンとの決勝戦、彼はロベルト・ディ・マッテオ監督に3番目のキッカーを任されて見事に決めた。だからチームが団結したときの強さを誰よりも心得ているはずだ。今のチェルシーは確かに38試合のリーグ戦だったらチャンスはない。しかしカップ戦ならば、決勝トーナメントまで進出できたならば、何か奇跡を起こせるかもしれない。

 そんな一縷の望みはあるものの、現実を見れば7年前とはあまりにも状況が異なる。バイエルンとの死闘を演じた7年前は、脂の乗り切った“大人の選手”たちが揃っていた。GKにはペトル・チェフ、中盤にはランパード本人、そして前線にはディディエ・ドログバ。スタメンの平均年齢は28歳55日だった。一方で、今季8月末のプレミアリーグ第4節のシェフィールド・ユナイテッド戦では、スタメンの平均年齢が24歳158日だった。チェルシーにとってプレミアでのクラブ最年少記録である。無論、若いからこそ大化けすることも期待できる。しかし、今季ここまでの試合を見る限り、若さは裏目に出ている。

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最終更新:9/13(金) 21:45
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