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諫早訴訟・開門審理差し戻し 最高裁、二審判決を破棄

9/13(金) 16:42配信

佐賀新聞

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)を巡り、潮受け堤防排水門の開門を命じる確定判決で開門の義務を負った国が、開門を強制しないよう求めた請求異議訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は13日、確定判決を事実上無効化した二審判決を破棄し、審理を福岡高裁に差し戻した。一連の訴訟で、「開門命令」と「開門禁止」の相反する司法判断が並立する状態が継続することになった。

 国は開門を命じた確定判決の勝訴原告の漁業者に対する間接強制金(制裁金)支払いの強制執行を免れるために請求異議の訴えを起こしている。上告審では確定判決の効力を争点に、二審の結論を変更する際に必要な手続きの弁論を開いていた。

 二審福岡高裁判決は、漁業者の開門請求権の前提となる漁業権が2013年8月で期限を過ぎたことを示し、「期間の経過で漁業権が消滅し、開門請求権も消滅した」と判断した。上告審で漁業者側は、確定判決は漁業権の期限を過ぎた後も開門請求権は継続している内容になっていることなどを挙げ、「(二審)判決の誤りは明白で、破棄されるべき」と訴えていた。

最終更新:9/13(金) 18:12
佐賀新聞

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