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豊ノ島黒星も“戦友”嘉風からのバトン胸に奮起誓う

9/13(金) 17:24配信

日刊スポーツ

<大相撲秋場所>◇6日目◇13日◇両国国技館

バトンは確かに受け取りました-。西前頭14枚目の豊ノ島(36=時津風)が、東前頭17枚目の貴源治(22=千賀ノ浦)との一番に寄り切りで敗れ5敗目(1勝)。

【写真】貴源治に寄り切られる豊ノ島

16年初場所以来の幕内勝ち越しに苦しい状況に置かれたが“戦友”から託された思いを胸に、奮起を誓った。

前日、十両嘉風(37=尾車)の引退が発表され「最年長関取」の座が回ったきた豊ノ島。くしくも「幕内最年少」の貴源治との一番となったこの日は、左四つから2度、右を巻き替えて出たが残され、寄り切られた。

前夜、引退を決めた嘉風改め中村親方にライン(無料通信アプリ)で惜別の言葉を送った。「また対戦したかったね。お疲れさまでした」。そんな内容の言葉を送ると「せっかくカジ(豊ノ島の本名の名字『梶原』から愛称で)が(ケガから上がって関取に)戻ってきたのに対戦できなくて残念。『最年長』のバトンは渡したからな」の返事が戻ってきたという。

アキレス腱(けん)のケガで幕下に落ちたときも、免疫力の高いサプリを勧めてくれるなど、何かと気にかけてくれた1歳年上のライバルであり、親友でもあった。そんな中村親方に「しばらくは(最年長関取の)バトンを(自分が引退して次代に)渡さないように頑張るから」と返したという。力士・嘉風の姿を思い起こすように、1勝5敗の苦境にも「勝っても負けても一日一番。土俵上では胸を張っていたい。こんな時こそクヨクヨしないで、ケガをしたことを考えれば(幕内で相撲を取れること)今は奇跡的で夢にも思わなかったことだから」と前向きに話して場所を引き揚げた。

最終更新:9/14(土) 20:29
日刊スポーツ

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