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ヘッジファンド、「混雑した」株投資で打撃-生き残れないファンドも

9/13(金) 14:25配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 株式ヘッジファンドは、ソフトウエアなどの業界を選好しエネルギーや商品関連銘柄をショートしていた大きなツケを支払っている 。ロング、ショートともに、ヘッジファンドがこぞって参入したために混み合ったポジションが裏目に出たことで、生き残れないファンドもあるかもしれないとクレディ・スイス・グループのリスクアドバイザリー世界責任者、マーク・コナーズ氏が指摘した。

「利益を損なうこの予想外の市場の変調は、当社顧客の大多数に打撃を与えた。一部のファンドは月末まで生き延びられないかもしれない」と同氏は述べた。

ウォール街の証券会社による調査は、株式市場の静かな表面の下での厳しい状況を示した。指標の株価指数はここ1週間、あまり動いていない。水面下では、今年最大の勝者が下落し負け組が値上がりし、投機のプロに大きな打撃を与えている。

モルガン・スタンレーのプライムブローカー部門によると、過去2週間の激しい動きは9日にクライマックスを迎え、同社が設計したヘッジファンド・アルファ指標は今年2番目の悪い数字となった。同指標は、それぞれ人気の高いロングポジションとショートポジションのリターンを比較する。このような巻き戻しは今回以外に2014年から5回発生しており、4-5週間続く傾向があるという。

ヘッジファンドは、ロングとショート両方のポジションで打撃を受けた。ソフトウエアメーカーなど、ほとんど全てのファンドが選好する銘柄は9月に後れを取った。ゴールドマン・サックスのヘッジファンドVIP保有銘柄バスケットのリターンは市場全体の半分未満だった。

一方、エネルギー会社のような空売り標的企業は、驚くべき反発を見せた。空売りの多い銘柄の株価の指標は今月10%近く上昇し、空売り筋に損失を与えた。

ベン・スナイダー、デービッド・コスティン両氏を中心としたゴールドマンのストラテジストは「ポートフォリオの集中度上昇とポジション入れ替え率の低下、混雑度悪化の傾向は最近数四半期に加速し、ポジションに起因する巻き戻しのリスクを高めた」と11日のリポートに記述した。同社のヘッジファンドの混雑指数は上期に3年ぶり高水準に上昇していた。

原題:Carnage in Crowded Hedge Fund Stocks May Mean Some Don’t Survive(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Lu Wang, Melissa Karsh, Sonali Basak

最終更新:9/13(金) 14:25
Bloomberg

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