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旅客機内のスマート化、21年に実現-コスト効率追求に終わりなし

9/13(金) 15:04配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): エアバスの次世代旅客機はトイレ内の不審者を特定することができるようになる。あまりにも長くトイレを使っていると、乗客は警告を受けるかもしれない。

あらゆるモノをインターネットつなげるインターネット・オブ・シングス(IoT)を空の上でも展開しようとしているのがエアバスだ。

「エアバス・コネクテッド・エクスペリエンス」は客室乗務員に機内の様子をより詳しく把握できるようにすることを目指しており、洗面台に置かれた石けんが十分足りているかや、トイレットペーパーのどれくらい残っているかといった細かな情報もセンサーで感知し一目瞭然となる。もちろんこうしたキャビン(客室)環境の見直しはトイレ内にとどまらない。

座席では乗客のシートベルトが外れていれば赤ランプが警告、しっかり装着されていればグリーンのランプで知らせてくれる。乗務員が通路を歩き回って確認しなくても済むようにすることで、搭乗と離陸をスピードアップさせることが目的だ。

エアバスのキャビンマーケティング担当副社長インゴ・ウゲッツァー氏は10日、こうした取り組みは「コンセプトでもなければ夢でもない。現実だ」とロサンゼルスの航空見本市で語った。エアバスはA350を使ってネットに接続されたキャビンをテストする試験飛行を始めており、2021年にA321シリーズで導入する計画だ。その2年後にはより大型のA350シリーズもそうなるという。

乗客の目にはかっこいいと映るかもしれない旅客機内のスマート化は、航空各社にとって利益を絞り出すための新たな方策だ。エアバスが描く機内IoTは、決して終わることのないコスト効率追求を続ける航空会社に分析と最適化に活用し得る膨大な情報を提供することになる。

原題:New Airbus Aircraft Sensors Monitor Most Every Passenger Move(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Justin Bachman

最終更新:9/13(金) 15:04
Bloomberg

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