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「QRコード決済」利用率は年初から約2倍、格安スマホで優勢に

9/14(土) 11:00配信

MONEYzine

 MMD研究所は6月26日から30日にかけて、スマホを所有する15歳から69歳の男女1万名を対象に「2019年7月 消費者・個人店経営者から見るキャッシュレス意識調査」の「消費者編」を実施した。

 スマホを持つ1万名に、直近1カ月間で利用した決済方法について複数選択で聞いたところ、「現金」が88.7%で最も多く、「クレジットカード」の71.8%と「カードタイプの電子マネー」の31.9%が続いた。

 スマホ決済の利用率は「QRコード決済」が14.8%、専用アプリにクレジットカードやプリペイドカードの情報を登録し、非接触の無線通信で決済を行う「非接触スマホ決済」が13.6%で、QRコード決済については、1月調査時の利用率7.7%から約2倍に伸びている。

 スマホ決済利用者を対象に利用する頻度を聞いたところ、毎日利用する人は「非接触スマホ決済」(N=200)で33.0%(1日2回以上12.0%、1日1回程度21.0%)、「QRコード決済」(N=200)で21.5%(1日2回以上8.0%、1日1回程度13.5%)となった。また、1週間に1回以上利用している人の割合は「非接触スマホ決済」で約8割、「QRコード決済」で約7割となり、スマホ決済利用者の多くが日常的に利用をしていた。

 スマホ決済利用者を対象に、スマホ決済を利用する場所について時間帯ごとに分けて聞いたところ(複数回答可)、朝は「コンビニエンスストア」での利用が最も多く、非接触スマホ決済利用者(n=200)が33.0%、QRコード決済利用者(n=200)が31.0%となった。また、昼・夜になると、QRコード決済のほうが非接触スマホ決済より利用が上がっている。

 利用場所トップ3は、非接触スマホ決済利用者、QRコード決済利用者のいずれも、コンビニエンスストア(駅以外)、駅の売店や駅のコンビニエンスストア、電車・タクシー・バスとなっている。

 また、スマホ決済の継続利用期間についてたずねると、非接触スマホ決済の約半数は1年以上、QRコード決済は1週間未満が最も多く17.0%となった。

 一方、株式会社インターファームは、運営する格安SIM比較サイト「スマホ比較のすまっぴー」が実施した利用しているアプリに関するアンケートの結果を発表した。調査対象はMVNO(仮想移動体通信事業者)の格安SIM・格安スマホ利用者347名で、調査期間は7月23日から8月7日。

 格安SIM・格安スマホ利用者で、決済アプリを利用していない人は38%で、約6割のユーザーがスマホで決済アプリを利用していた。利用する決済アプリは「PayPay」が36%で最も多く、以下、「LINE Pay」31.1%、「楽天ペイ」20.2%の順で続いた。

 「PayPay」や「LINE Pay」などのQRコード決済は、「モバイルSuica」「楽天Edy」などの非接触スマホ決済よりも利用率が高かった。その理由についてインターファームは、MVNOが販売する格安スマホには海外製の製品が多く、「FeliCa」と呼ばれる「おサイフケータイ」に必須の部品が搭載されていないことなどが理由と考えられるとしている。

 QRコード決済関連各社のさまざまなキャンペーンに加えて、10月の消費税率引き上げと同時にスタートする「キャッシュレス・消費者還元事業」の影響もあり、スマホ決済の利用者は増加傾向にあるようだ。


(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)

最終更新:9/14(土) 11:00
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