ここから本文です

全員80歳以上!男声合唱団・・・その名も「ゴールデンボーイズ」 人生100年時代の“お手本” 長野 

9/14(土) 10:00配信

NBS長野放送

「敬老の日」を前に元気なお年寄りを紹介します。長野市の80歳以上の男性たちが結成した合唱団です。その歌声は、幾つになっても挑戦し続けることの大切さや楽しさを私たちに届けてくれます。

長野市の公民館に集まった高齢の男性たち。
(合唱団のメンバー)「よろしくお願いいたします!!」
♪「あざみの歌」
始まったのは合唱の練習です。皆さん、かなり年齢層が高いようですが・・・
(メンバー)「81歳になったばっかりだ。うふふふ」
(メンバー)「90歳。5日も経つと91歳」
なんと21人全員が80歳以上。
こちらは、県シニア大学で合唱を習った卒業生たちを中心に結成した合唱団、その名も「ゴールデンボーイズ」です。
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)「シルバーから始まってね、シルバーの次の“ゴールデン”。若い頃の気持ちを思い出しながらということで“ボーイズ”もついたわけだ。“ゴールデン”と同時に“ボーイズ”もついたわけだ」
♪「銀色の道」
体力温存のため座ったままですが、背筋はピンと伸びています。合唱は健康維持にも役立っているようです。
(81歳)「健康づくりと認知症にならないようにね。合唱のいいのは全員でハモるところ。ハモるといいじゃないですか」
(84歳)「結構、見えないうちに体使っているんですよ。不思議とね、合唱やった日は寝つきがいいんです」
最高齢は91歳の峯村和夫さんです。
(峯村和夫さん・91)「下っ腹に力が入ってお尻に力が入る。足は地下2階、3階まで踏ん張れる。そういう気持ちになれるでしょ、で、上は青天井。この姿勢でいられるのも合唱のおかげです。あと10年経てば100歳になるから、そこまでは頑張ることが出来るかなと。これが宿題」
人生100年時代と言われる今日、元気に歌う姿はその「お手本」と言えそうです。
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)「年取ってくると一日一日の生活なんだけど、こうやって合唱に出てくれば余計な雑念は消えて楽しめるな」
合唱団の代表で米寿を迎えた山極さんの自宅を訪ねました。
♪「椰子の実」
自宅や川原で練習をするという山極さん。伸びやかな「バス」で、声量もたっぷり。
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)「“天声”というか、やっぱり上へ上へ空気を送り込んで声がいい声になる」
山極さんは元高校教師。化学を教えながら野球部の顧問もして、校長や県高野連の会長を務めました。定年退職後も70歳まで専門学校などで働き、その頃、合唱と出会いました。ただ、興味は合唱だけに留まりません。仏間に案内されると・・・
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)「これは阿弥陀如来。仏さんの中で一番悟りを開いたお偉いさん。(Q 山極さんが?)うん、わたしが彫ったの」
山極さんが彫った阿弥陀去来。やさしげな表情です。木彫も70歳を過ぎてから始めた習いごとです。
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)「彫刻刀ちょっとあてる、口元の加減で表情が変わっちゃう。手は脳の手先であるっていうね」
さらに・・・
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)「ずーっと自然の流れ。それが難しい」
退職後に始めた太極拳も続けています。
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)「これやれば、やっぱり足腰(が鍛えられる)」
体全体を使い、息を整える太極拳は合唱にも役立っているそうです。
そして、さらに最近、書道も習い始めました。
7年前に妻を亡くし、落ち込んだ時期もあったという山極さん。様々な挑戦をすることで自分を励まし、1日、1日を大切に生活しています。
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)「男性は組織の中で立場を与えられてやってきているせいか、新しいことへの挑戦っていうか気力はちょっと弱いんじゃないかなっていう気がしますね。今まで経験がなくてもやってみるっていうかね、新しいことに挑戦するっていう気持ちがなければ、どういう立場でいようと80歳は80歳。81歳の経験はないんだから、そういう意味では一年一年それぞれ新しい経験をしていくわけなんで、一年一年積み重ねていくって言うか新しい気持ちで。我々の年なら一日一日だね」
9月9日・・・
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)「これが一番自由になって、具合いいんだ」】
自転車で颯爽と現れた山極さん。長野市芸術館のリハーサル室へ。この日も「ゴールデンボーイズ」の練習です。10月末、初めての発表会が控えていて、この日、仮の衣装が届きました。「情熱の赤」です。
最高齢の峯村さんが試着します。
(峯村和夫さん・91)「いい感じですね。私独身で初めてネクタイ選んだ時この色だった」
(メンバー)「何十年前だよ」
(峯村和夫さん・91)「70年前だな」
堂々と体を使って歌うため、こんな練習方法も。
(指導者)「男の筋肉を使って歌った方がいい」
かなりきつそうですが、皆、びくともしません。歌声も揃ってきました。
(85歳)「若さあふれるように歌いたいなと心がけています」
(82歳)「何もかも忘れて、張り合いを取り戻して一生懸命です。とにかく明るく元気で、そんな姿でできれば最高です」
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)山極さんも、発表会を契機に、仲間を増やし、活動を盛り上げたいと意気込んでいます。
(ゴールデンボーイズ代表・山極隆久さん・88)「60歳以上のグループはよくあるけど、人生100年時代とはいえ、80歳を超える人の集まりは少ない。ますます元気になって、また一緒に歌ってもらえればと思う」
“80歳はまだまだこれから”
ゴールデンボーイズは挑戦を続ける限り人は元気でいられると歌い上げています。

長野放送

最終更新:9/14(土) 11:42
NBS長野放送

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事