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土俵際 会心の投げ

9/14(土) 0:30配信

北日本新聞

 「とっさに体が反応してくれた」。富山の人間山脈が、またも会心の取り口で勝ち星を並べた。13日の大相撲秋場所6日目。西前頭2枚目の朝乃山(25)=富山市呉羽町出身、高砂部屋=は大関豪栄道を破り、「落ち着いて相撲を取れた」と振り返った。

 要所で冷静な判断が光った。立ち合いで「遅れてしまい焦った」と相手にもろ差しを許したが、慌てず右を差すと、すかさず左上手を取り得意の右四つに。土俵際まで寄ると投げの打ち合いになったが、そこでも冷静だった。「左が取れたので思い切り投げた」と大関を土俵にたたきつけた。

 途中、行司が俵につまずき土俵下に転落するハプニングもあった。「倒れている姿がちらっと見えた」が、集中力を切らさなかった。

 5、6日目と横綱、大関に連勝し、「自信が付いてきた」と晴れやかな表情。三役昇進へ価値ある勝利を積み重ねたが、慢心はみじんもない。「一日一番しかない。余計なことを考えずに自分の相撲を取るだけ」と気持ちを切り替えた。 (社会部・松澤拓也)

最終更新:9/14(土) 0:30
北日本新聞

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