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「相鉄・東急直通線」建設中の羽沢トンネルに潜入 シールドマシン最後部付近まで行ってみた【写真33枚】

9/14(土) 9:15配信

ねとらぼ

 横浜市西部および神奈川県央部と東京都心部がとても近くなる大型の鉄道事業「神奈川東部方面線」の工事が進められています。1つは2019年11月30日に開業する「相鉄・JR直通線」。もう1つは相模鉄道線と東急電鉄東横・目黒線がつながる「相鉄・東急直通線」です。こちらは2022年度下期に開通予定です。

【画像】建設中の「羽沢トンネル」内部の様子

 今回は2019年9月現在鋭意工事中である相鉄・東急直通線「羽沢トンネル」の内部を見学! 整備主体である鉄道・運輸機構が開催した横浜市内の小学生のみんな向けイベントに同行するかたちで、地下とトンネル、潜入大好きなねとらぼもみんなと一緒に参加してきました。

(はじめに)よい子のみんな向け講座「トンネルはなぜ丸いの?」

 羽沢トンネル(の大部分)はシールド工法と呼ばれる工法で掘られています。円柱のオバケのようなマシンで円形の掘削ドリルをぐるぐる回しながら前に進むことで円形(倒した円柱のよう)にトンネルができていきます。

 羽沢トンネルの工事で使われるシールドマシンは直径10.5メートル、重量1600トン。「ゾウで換算すると約400頭分の重さです」(鉄道・運輸機構スタッフ)。……なかなか想像しにくいかもしれませんが、つまりはこのシールドマシンが通れば、直径約10メートルのトンネルがズドーンとできていくということですね。

 ではなぜ丸がいいのでしょう。ペットボトルと紙をトンネルに見立てて、トンネルの形によって強度がどう違うかを確かめてみましょう。トンネルが四角だと、砂の重さでつぶれてしまいます。でも、丸い形ならば大丈夫です。重さの力が壁面の1箇所でなく均等に掛かるので耐えられるのです。

いざ羽沢トンネルの内部に潜入!

 トンネル内部へ潜入です。まず案内されたのは地上部分に設けられた「防音ハウス」と呼ばれる広大な空間。土砂の仮置きスペースも設けられており、黒い土砂が山積みになっているのが見えます。

 地下から掘り出された土砂はベルトコンベヤーを通してここまで送られ、ダンプカーに積み替えて運び出されます。安全のためダンプ1台につき運べる土砂は10トンまで。ダンプカー用計量台も設置されています。

 見学当日は休工日でしたが、工事稼働日は1日1000立方メートルもの土砂が掘り出され、2分に1台のペースで絶えずダンプカーが行き来します。そしてこの土砂は横浜港の埋め立てに使用されるのだそうです。

 工事現場の至るところに船のように円弧した形のコンクリートパーツが置いてあります。このパーツがトンネルの内壁。「セグメント」といい、8個組み合わせると円形になります。シールドマシンで穴を掘りながら、同時にロボットによって内壁が組み立てられていきます。

 資材は地上に開けられた立坑と呼ばれる縦穴からクレーンで搬入します。

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最終更新:9/14(土) 9:15
ねとらぼ

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