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小児がん克服した男児が4歳の誕生日にもらった「黄色の愛」

9/14(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【もぎたて海外仰天ニュース】

 9月11日、米国の首都ワシントンに近いバージニア州アレクサンドリアにある家の近くが黄色い車両と、黄色い服を着た人たちで埋め尽くされた。そのわけは……。

 米ABC系列の地方テレビ局WJLA(9月11日付電子版)などによると、アレクサンドリアに住むウィタカー・ウェインバーガー君(4=写真)は、1歳1カ月の時、小児がんの一種「神経芽細胞腫」のステージ4と診断された。それ以来、複数回の手術、化学療法などさまざまな治療を行い、今年になってようやく容体が安定した。

 治療のせいで、ウィタカー君はこれまで、他の人たちと誕生日を祝ったことがなかった。今年は誕生日パーティーに呼ぶことができる!

 そこで、両親が「誕生日に何が欲しい?」と質問したところ、「バンブルビーが100機欲しい!」という答え。

 バンブルビーは人気SFアクション「トランスフォーマー」シリーズに出てくる黄色いロボットで、黄色い車から人型ロボットに変身する。バンブルビーの大ファンで、黄色い車が通る度に「バンブルビーだ!」と叫ぶ。変身する前のバンブルビーだと信じているのだ。

「バンブルビー100機」はさすがに無理だが、両親はあるアイデアを思い付いた。9月11日の誕生日を前に、母親のエリンさんは8月15日、フェイスブックに記事を投稿。息子の事情を説明したうえで、次のようなアピールをした。

「息子の誕生日の朝、幼稚園まで歩いて行こうと思います。そこで、黄色い車を持っていらっしゃる方、よかったら家の前の道で、息子を迎えていただけませんか。黄色い車が並んでいるところを見せたいのです! 車をお持ちの方、メディアなどに呼び掛けてください」

「頭がおかしいと思われるかもしれませんが、息子に大きな奇跡を体験させてあげたいのです」

 この呼びかけは急拡散し、「必ず黄色い車でお宅まで行きます」という書き込みが殺到。「遠くに住んでいてお宅まで行けないけど、誕生日を祝いたい」と、黄色い愛車の写真を返信する人も続出した。

 そして9月11日の朝。ウィタカー君が両親と共にドアを開けて外に出ると、そこにはスポーツカー、タクシー、トラック、バスなど、あらゆる種類の黄色い車で埋め尽くされていた。

 また黄色い車を持っていない近所の住民数百人が、黄色の服を着て集まった。

 さらにトランスフォーマーの玩具を作っているハズブロ、映画を作っているパラマウントなどからプレゼントが送られ、映画でバンブルビーの声を担当している俳優のジェレミー・レビーからも何かお祝いをしたいと連絡があったという。

 エレンさんは次のように語った。

「信じられません。この気持ちを言葉にすることはできません。言葉が拡散して、こんなにも多くの人が集まってくれるなんて凄すぎます。本当に心が暖かくなる、エキサイティングな出来事でした」

最終更新:9/14(土) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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