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富野由悠季、新海誠は大したもの 『天気の子』の柔軟さ評価

9/14(土) 18:54配信

シネマトゥデイ

 14日、「第41回ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)特別招待作品として『劇場版 『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」』(11月29日公開)の先行上映会が国立映画アーカイブで開催され、富野由悠季総監督、PFFディレクターの荒木啓子がトークショーに登壇。観客から、『天気の子』が大ヒット中の新海誠監督について聞かれた富野監督は「大したものだなと思っています」とたたえた。

『劇場版 『ガンダム Gのレコンギスタ I』「行け!コア・ファイター」』場面写真

 「機動戦士ガンダム」シリーズの原作者・富野が「∀ガンダム」から、15年ぶりに新しいテレビシリーズの総監督を務めた『ガンダム Gのレコンギスタ』。放送から5年が経ち、新規カットを加えた全5部作の劇場版シリーズがスタート。第1部となる本作では、少年ベルリが少女アイーダや“G-セルフ”と出会う物語のはじまりを描く。

 映画祭での上映がかない、富野監督は「巨大ロボットものがここで上映されるとは思っていなかった。呼ぶのが25年遅い!」とさっそく“富野節”をお見舞いし、会場も大爆笑。「アニメは映画ではないと言われる時代をすごしてきた。映画界に対して恨みつらみしかない。その思いがあるから、やってこれた」と悔しさは原動力にもなっていたという。

 映画祭ならではといえる観客との質疑応答の時間では、会場から続々と手が上がり「新海監督のように(絵コンテを繋いで映像にした)ビデオコンテを元に映画を作っていくやり方はどう思う?」と聞かれる一幕も。富野監督は、コンテ通りの四角四面な映画にしないためには「コンテ主義にならない方がいいような気はしている」と口火を切りながら、「新海監督がやっているやり方は到底、僕にはできない。セリフを吹き込んでみせることなんて、やる気にもならない。でも、『天気の子』を観て四角四面な映画に見えましたか? 僕にはそうは見えなくて、柔軟な感じがした。画面全体の展開を含めて、“柔軟さ”を計算している新海監督は大したものだなと思う」と称賛した。

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最終更新:9/14(土) 18:54
シネマトゥデイ

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