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ボリスとジョー、ブレグジットめぐり分裂するジョンソン一家

9/14(土) 10:02配信

The Telegraph

【記者:Robert Mendick】
 9月5日の午前11時直前、ジョー・ジョンソン氏(47)は、民間企業・エネルギー・産業戦略省の自分の部屋で受話器を持ち上げ、兄のボリス氏(55)に電話をかけた。ジョー氏は9時少し前に出勤したが、職員はおかしな様子には気付かなかったと振り返る。ある関係者は「全く普段通りだった」と話した。

 ジョー氏はボリス氏の政権で大学・科学担当の閣外相も務めているが、ボリス氏に対しもはや政権にはいられないとし、議員も辞職する意向を伝えた。これ以上、ボリス氏が率いる最新の保守党政権の一員ではいられないというメッセージは明らかだった。

 午前11時18分、電話を終えるとすぐにジョー氏はツイッターでこのことを公にした。「(ロンドンの選挙区)オーピントン選出議員として9年間務めたこと、3人の首相に大臣として仕えることができたことを光栄に思う。家族への忠誠と国益との間で引き裂かれている…これは解決できない対立で、議員や大臣の役割を明け渡すときが来た。#overandout(以上、さようならの意)」

 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)はジョンソン家に深い亀裂をもたらした。父親のスタンレー氏はジャーナリストで作家、そして意外にもリアリティー番組のスターでもあるが、ジョー氏の決断に大きく落胆しただろう。だが、スタンレー氏には、かつては固く結ばれた家族の絆を取り戻すという悪夢のような仕事が待っている。

 ジョンソン家の分裂は明らかだ。ジョー氏は英紙ガーディアンの記者で受賞歴もあるアメリア・ジェントルマン氏と結婚している。ジェントルマン氏は、英国の居住者であったカリブ系移民を国外退去させようとした「ウィンドラッシュ」問題を暴き、当時のアンバー・ラッド内相を辞任に追い込み、テリーザ・メイ政権を窮地に追い込んだ。

 ジェントルマン氏は、ブレグジット後を見据え定住資格を申請しているEU市民の扱いについても非常に批判的だ。

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最終更新:9/14(土) 10:02
The Telegraph

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