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餌不足で今秋はクマ大量出没の恐れ 福井県内、注意呼び掛け

9/14(土) 9:47配信

福井新聞ONLINE

 ツキノワグマが今秋(9~12月)、福井県内で大量出没する可能性があることが9月13日、県の予測で分かった。餌となるブナやミズナラの実が県全体で凶作となっているためで、県は注意を呼び掛けている。

 県庁で同日開かれた県の出没対策連絡会で示された。今夏に県内46地点でブナ、ミズナラ、コナラの実の付き具合を調べたところ、標高の高い奥山のブナ、ミズナラは県全体で凶作、標高の低い里山のコナラは不作だった。

 県内で秋に大量出没した2006、10、14年度と同じ状況で、今秋も餌を求めて集落などに出没するケースが増える可能性があるとしている。人身被害防止に向け、集落内のクリやカキの管理、生ごみの撤去など、クマを引き寄せない対策を求めている。

 今年4~8月の出没件数は294件で、統計のある04年度以降で最多だった。県の担当者は「クマが集落に近い里山に定着するなど、分布域が拡大している可能性がある」と分析している。人身被害はなかった。

 連絡会には県や市町、県猟友会などから約40人が出席。住宅街に出没した際の対応や連絡体制を確認し、各市町に住民への注意喚起を求めた。

 また、本年度のツキノワグマの捕殺数は111頭(6日現在)で、県の特定鳥獣保護計画で定める年間の上限を超える見通しとなっている。県は狩猟期(11月15日~2月15日)に、クマの狩猟自粛を要請する方針。

福井新聞社

最終更新:9/14(土) 17:44
福井新聞ONLINE

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