ここから本文です

国内最大級の舞台 高崎芸術劇場が内覧会

9/14(土) 6:04配信

上毛新聞

 群馬県高崎市の新たな文化施設「高崎芸術劇場」(同市栄町)が20日に開館するのを前に、市は13日、報道機関向けの内覧会を開いた。約30人が最新の舞台機能やデザインを確かめた。

 メインの大劇場は客席や壁が濃い赤茶色で統一され、舞台は国内最大級の広さ。スタジオシアターは舞台や椅子が動くため自由に空間を演出でき、音楽ホールは本格的な響きにこだわった設計になっている。

 内覧会では、国内最大級の広さを誇る舞台や椅子を折り畳んで収納できる移動観覧席、混雑に応じて個室数を変えられるトイレなどデザイン性と機能性を兼ね備えた施設が公開された。

 来場者を迎えるエントランススクエアは1~4階まで開放感のある吹き抜け。2階はペデストリアンデッキがJR高崎駅と直結し、総合案内やクロークを備える。1階のカフェ&レストランは地場産食材を使う食事や飲み物を提供する。

 メインホールの大劇場(2階)は客席や壁を濃い赤茶色で統一。群馬音楽センターを継承し、計2030席の客席を緩やかな扇形に並べた。舞台は幅28メートル、奥行き18メートルと国内最大級の広さでオペラやミュージカルにも対応する。音の吸収や拡散を防ぐ音響反射板が生演奏を引き立てる。

 黒が基調のスタジオシアター(1階)は舞台の奥行きを3間(5.4メートル)、5間(9メートル)、7間(12.6メートル)と変えられ、客席までが全て平らになる。客席を収納し、立ちながら楽しむロックコンサートや演劇、能など幅広く対応する。

 音楽ホール(4階)は木のぬくもりを重視。箱型で客席前方にステージがある伝統的な形状だ。音響測定試験を重ねて壁の板の角度などを調整し、計415席のどこでも高品質な音を味わえるよう工夫した。

 3階は同劇場を新たな活動拠点とする群馬交響楽団のオフィスや市民も使えるスタジオがある。大劇場の女性トイレには化粧直しスペースがあるほか、男性用と女性用の仕切り壁の移動が可能で、混雑時や女性ファンの多い公演では女性用の個室を増やせる。

 開館日の20日は記念演奏会が開かれ、世界的歌手を迎えて群響と高崎第九合唱団がベートーベン「交響曲第9番」を奏でる。

最終更新:9/14(土) 6:04
上毛新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事