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MGC全40選手会見 4強そろう初のレース MHPS井上決意「勝」

9/14(土) 7:31配信

西日本スポーツ

 15日に号砲が鳴る東京五輪マラソン日本代表選考レース「グランドチャンピオンシップ」(MGC)に出場する男女40選手が13日、東京都内で会見に臨み、男子で「4強」に数えられる井上大仁(MHPS)がライバルを前に優勝を宣言した。自信の根拠として昨夏のジャカルタ・アジア大会を制した実績と粘り強さを自ら強調。大迫傑(ナイキ)と設楽悠太(ホンダ)、服部勇馬(トヨタ自動車)の4強の全員がそろう初のマラソンレースで最強の称号を勝ち取り、五輪切符をつかむ。女子は野上恵子(十八銀行)がアジア大会銀メダルに続く快走を誓った。

【一覧】MGC出場の男子選手

 一発勝負に懸ける闘志を隠そうともしなかった。出場全選手が参加した記者会見。司会者から意気込みを漢字1文字で書くように求められると、井上は迷わず「勝」を選んだ。「今回は勝ちに来たので。そういうレースができれば」。簡潔な言葉に決意を凝縮させた。

 自己記録(2時間6分54秒)は日本記録保持者の大迫と設楽に次ぐ3番目だが、井上にはMGCと同じくペースメーカーがいなかった昨夏のアジア大会を制した実績がある。トラック勝負を制し、日本人男子32年ぶりの金メダル。「どう立ち回ればいいか、周りの選手よりは経験がある。最後まで粘り切れたアジア大会の走りが再びできれば」と強い自信を示す。

 8月下旬から大分・九重で最終調整。「湿度が高く、気圧が低い中での練習だったのでかなり苦しかった。だけど調整はうまくいったので、調子は上がってきている」と仕上がりにも手応えをにじませた。

 4強が同じマラソンレースに臨むのは初めて。会見で右隣に座った設楽や左後方の服部、やや離れた位置の大迫を見て、井上は「こういう選手と戦うんだな」と実感。10日前までは緊張していたというが「いつもと同じことをやるだけだと開き直った。今は落ち着いている」と不安はない。

 1986年のアジア大会を制した中山竹通は翌年12月にソウル五輪の“一発選考”とされていた福岡国際も優勝、レース直後に五輪の内定を勝ち取った。井上も同じサクセスストーリーを描く。

 勝負のポイントには終盤の坂を挙げた。「耐えられるか、勝負できるかが勝ち負けを分ける」。国内屈指の勝負強さでライバルたちを置き去りにする。 (末継智章)

西日本スポーツ

最終更新:9/14(土) 9:46
西日本スポーツ

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