ここから本文です

高橋秀、藤田桜夫妻の美集大成 倉敷で「素敵なふたり展」

9/14(土) 23:44配信

山陽新聞デジタル

 イタリアでの40年余の創作活動を経て倉敷市の沙美海岸に自宅・アトリエを構える美術家高橋秀さん(89)と、布貼り絵作家藤田桜さん(94)夫妻による「高橋秀+藤田桜 素敵なふたり展」(倉敷市、倉敷市教委など主催、山陽新聞社共催)が14日、同市立美術館(同市中央)で開幕した。10月22日まで。

 福山市生まれの高橋さんと東京生まれの藤田さんは結婚後、1960年代にローマに移住。15年前から沙美を拠点に創作活動を続け、若手作家の支援にも力を注いできた。

 会場には、夫妻の足跡の集大成ともいえる作品が並ぶ。高橋さんは、洋画家の登竜門とされる安井賞に輝いた「月の道」、黄金の弧と絵の具の飛沫(しぶき)が映える「黄金の稜」などの意欲作約70点。藤田さんは、布貼り絵の絵本の原画や愛らしい布地のコラージュといった155点のほか、表紙や挿絵を手掛けた雑誌などを多彩に展観している。

 高橋さんは「多くの市民が美術館に足を運び、心を豊かにするきっかけになれば」、藤田さんは「住んでいる倉敷で夫婦の展覧会を開いていただけたことは大きな幸せ」と話した。

 会場を訪れた神戸市北区の女性(72)は「ダイナミックで個性的な秀さんと、子どもの心を持った桜さんが互いに尊敬し合って歩んでいる生きざまが作品から伝わってきた」と感動した様子で語った。

 同日夕には倉敷市内で記念祝賀会があり、約180人が出席。親交の深い美術関係者らが二人の功績をたたえ、展覧会の成功を祈って乾杯した。

最終更新:9/14(土) 23:44
山陽新聞デジタル

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事