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AI時代にアナウンサーは必要なのか?”負ける前提”で考えてみた(テレビ朝日アナウンサー平石直之)

9/14(土) 13:01配信

AbemaTIMES

 近年、AI があらゆる分野で活躍し始めている。AI導入する事で単純作業の効率化を図る事ができ、人件費削減にも繋がるからだ。加えて少子高齢化が進む日本においては、深刻化する労働人口の減少を解決する1つ手段としてより一層注目されている。

【映像】[比較]平石アナVSテレ朝CGアナウンサー

 その一方で 、AI によって仕事が奪われてしまう可能性のある職業も出てきた。 例えば「アナウンサー」もその1つだ。中国では絶対に読み間違いをしないAI アナウンサーが登場し既に活躍しているのだ。 AIは機械学習によって人間なみの発生技術を身につけ、さらに人間ではないため読み間違いといったヒューマンエラーも一切でないからだ。

 かつては華形と言われた「アナウンサー」に迫る危機だが、現役のアナウンサーはどう思っているのか? テレビ朝日のアナウンサーとして23年のキャリアを持ち、AbemaTV 「Abema プライム」でキャスターを務める平石直之がその本心を書き記した。

きっかけは放送中の乙武さんのひとことでした。

「アナウンサーはAIに?」
「厳しいですね。その通りです」

私は反論することなく、言葉をそのまま受けとめました。


「AbemaPrime」(以下アベプラ)での、バーチャルインフルエンサー(顔など一部だけがバーチャルなインフルエンサー)特集のスタジオトーク。
そこで金曜MC・乙武洋匡さんが私に投げかけたのは、

「アナウンサーこそ、AIやロボットに取って代わられる存在なのではないか」

という問いでした。

スタジオテーマからややそれてしまい、話せば長くなりそうだったので、私は短く答えてこの話を切り上げました。
しかし、その危機感は私自身がかなり前から抱いていただけに、いよいよ傍から見てもそう思えるほどにAI技術は進化を遂げ、アナウンサーの仕事も「代わりがきくもの」と見られていることにあらためて気づかされたのでした。

■AIアナウンサーも次々に登場

実際のところ、近年、AIの性能は格段にあがり、中国ではAIアナウンサーも登場。

そして、実はテレビ朝日にもCGアナウンサーがすでに存在していて、デビューを控えています。
※AIアナウンサーは進化していきますが、CGアナウンサーは自ら進化することはありません。

アナウンサー泣かせの言葉の数々をいとも簡単に乗り越え、口の動きと読みも見事にリンク。瞬きや微妙な体の揺れによって、いっそうリアルにみえます。悔しいことに、プロのアナウンサーの証ともいえる鼻濁音もできているのです。

この高精細CGアナウンサー「花里ゆいな」は、テレビ朝日によって開発され、インターネットニュースチャンネル「テレ朝news」と「AbemaNews」でのデビューを控えています。

その造形は、テレビ朝日の女性アナウンサーの画像から「平均顔」を作成し、それをベースに親しみのもてる顔立ちに。
「標準顔」と「笑顔」の2つの表情を持ちあわせていて、内容にあわせた感情表現もできます。

これによって、普段みているものとほとんど変わらないANNニュースを、実際にはスタジオを開くことなく、アナウンサーの「顔出し」で放送することができます。
しかも、PC上の操作だけで。

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最終更新:9/14(土) 13:01
AbemaTIMES

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