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スペイン最大手銀行がイーサリアム上で債券発行、20億円規模 ― 決済にもブロックチェーンの恩恵

9/14(土) 7:00配信

CoinDesk Japan

スペインの大手銀行、サンタンデール(Santander)は、銀行としては初めて、パブリック・ブロックチェーンを用いて債券発行に関する全ての業務を管理すると発表した。

同銀行は2千万ドル(約21億6,000万円)の債権発行にイーサリアム上のトークンを用いただけでなく、カストディ口座の現金に紐づく別のERC-20トークンで決済したことが明らかになった。

誰かにソーシャル・メディア(SNS)で質問をして、その答えがポストカードで郵送されるのを待つ事態を想像していただきたい。ブロックチェーン上で証券を発行する一方で、取引の決済にアナログで時代遅れのシステムを用いるのは、まるでそのようなことなのだ。しかしサンタンデールは、この例え話でいえば、両方の作業をデジタル化した。

これまでにも、世界銀行(World Bank)が類似のブロックチェーン債券を発行したが、それに用いられたのはイーサリアムのプライベート・ブロックチェーンだった。フランスの銀行、ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale)は今年、イーサリアムのパブリック・ネットワークで債券を発行したが、現金については触れなかった。

トークン化した証券と現金のための暗号鍵の管理をサンタンデール・セキュリティ・サービス(Santander Security Services)が行うことも含め、全てのプロセスをデジタル化、自動化、オンチェーン化したのだから、サンタンデールは鼻高々であろう。

しかしながら、ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale)の場合と同様、サンタンデールも自身にブロックチェーン債券を発行したため、外部の投資家は関与していない。

「これは革新的な一歩です」とサンタンデールのコーポレート・投資銀行でデジタル投資銀行業部門の部門長を務めるジョン・ウィーラン(John Whelan)氏はCoinDeskに語った。「流通市場はまだ出来ていませんが、その方向に動いています」

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最終更新:9/14(土) 7:00
CoinDesk Japan

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