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長い行列、満員のプール……写真で見る、ラスベガスのがっかりな実態

9/15(日) 20:00配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

2018年にラスベガスを訪れた人の数は4200万人を超えた。

観光客の増加により、ラスベガスがあるネバダ州クラーク郡のギャンブルによる年間の売上は、しばしば100億ドル近くに達する。

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反面、ラスベガスを代表する施設や観光スポットでは、混雑するのが普通になっている。

人混みに加えて、この地を訪れる観光客は、極端な気候、徒歩での回り道、さらには長い待ち時間も覚悟しなければならない。

独身最後のパーティーを催す花嫁や花婿、とにかく今すぐ結婚したいカップル、さらには週末の小旅行を楽しみたい人々などに人気が高いラスベガスは、アメリカでも有数の観光地だ。

かなりの予算を用意して、ぜいたくな旅を楽しむ人たちがいる一方で、意図的か成り行きかはともかく、この悪名高い「シン・シティー(罪深い町)」で大金を使い果たしてしまう人もいる。

ラスベガスには、アメリカ全土(そして世界各国)から観光客が押し寄せる。その中にはこの街が、他の多くの観光地と同じように、昼間に見る景色がぱっとしないことに驚く人も多いだろう。

混み合う道路やホテルのロビーにうんざりしたなら、ラスベガスの街を出て、周辺にある国立公園を訪れるのもいいかもしれない。ただし、長時間のドライブを覚悟しなければならない。

このようにさまざまな欠点を抱えるラスベガスだが、比較的安い航空便が充実している上に、無限に近いエンターテインメントが楽しめるとあって、毎週末には多くの観光客が押し寄せる。

この記事では、このアメリカのギャンブルのメッカが見せる意外な顔を、写真でご紹介しよう。

ラスベガスは、アメリカで最も楽しめる都市ランキングの常連だ。この街は、明るいネオンと、ノンストップで繰り広げられるエンターテインメントで名高い。

ほかにも、立ち並ぶ高級ホテルや……

……有名レストラン……

……そしてもちろん、カジノでよく知られている。

だが、ラスベガスを代表する有名ホテルやバー、レストランに何の苦もなく入れると思っているなら、ちょっと考え直してほしい。

この街の大多数のホテルでは、チェックインカウンターに長い行列ができ……

……カジノで金を賭けるのにも待たなければならない有様で、とにかくどこに行っても行列だらけなのだ。

「すばらしい街ラスベガスへようこそ」と書かれた有名な看板の前で、完璧な写真を撮りたいって?

その場合、まずは行列に並ばなければならない可能性が高い。

同じ目的をもった大勢の人が、この看板の前に並んでいるのはよく見かける光景だ。

実際、完璧な写真を撮ろうとポーズをとっている間も、行列に並ぶ人たちから、じろじろ見られてしまうだろう。

ラスベガス夜景ラスベガスの名所のほとんどが、同じような状況だ。周囲に人がおらず、なおかつ夜であれば、かなり写真映えする場所なのは間違いない。

「自由の女神」のレプリカ像を例に取ろう。ベストアングルから撮れば、確かに壮観だが……

……別の角度から撮ると、実は大きな道路沿いにあることがわかってしまう。

ベネチアのサン・マルコ広場を模したこちらの建物も、写真によっては息をのむほどの威容を誇る。

ベネチアの街をイメージして作られた建物は確かに壮麗で、これだけでも見に行く価値があるように思えるが……

……別の角度から見ると、観光客がイメージするほど広大な施設ではないことがわかる…

……しかも、広場を取り囲む店舗は、買い物客でごった返している。

有名なカジノホテル、ベラージオ(Bellagio)の噴水も、光と音を駆使したショーで知られている。噴水から吹き出る水は、140mの高さにまで達するという。

だが、この一大スペクタクルを、何物にも遮られずに見ることができると期待しているなら……

……前方に陣取る人の列に阻まれてがっかりするかもしれないことを頭に入れておこう。

また、噴水ショーがいつも行われていると思って出かけると、予想外の事態に戸惑うことになりかねない。ショーが開催される日時は決まっているので、事前にスケジュールをチェックしておこう。

多くの観光客の体験談を聞く限り、ラスベガス・ブールバード(通称ストリップ)は、見かけほど歩行者に優しくないようだ……

……次の目的地にたどり着くまで、45分以上も歩かされ……

……観光に出かけても、道路は人でごった返している。

また、大通りをまたぐ歩道橋が少ないのも、歩いて回る観光客にとっては不満の種だ。

大通りは、指定された場所以外での横断ができないようにフェンスが設けられている。そのため歩行者は、道路のこちら側と向こう側を行き来するだけでも、かなりの距離を余計に歩かなくてはならない。

では車での移動はどうかというと、ストリップ周辺の渋滞は、ラッシュアワーのロサンゼルスに匹敵するほどだ。

モノレールを使っても、駅から目的地まで、余計に歩くことになる。

1995年に開業したモノレールは「シャトルバスやタクシー、路面電車に代わる交通手段」とうたわれている。確かに早くて効率的だが、路線はラスベガス大通りに面してはおらず、道路を何本か隔てたところを並走している。そのため、大通りに出るには、混雑するホテルや屋内駐車場を抜ける必要がある。

しかも、終電の時間は、平日で午前2時。土日でも午前3時だ。朝までパーティーを楽しんだ人は、歩くか、金を払ってタクシーに乗らざるを得ない。

ラスベガス市内を走るバスに乗る時は、おつりが出ないので小銭の用意を忘れずに。また、急行バスの運行時間は午前0時までなので、この点も気をつけよう。

ご存じの通り、ラスベガスは砂漠の真ん中にある。そのため、季節によっては非常に暑くなる。

国立気象局(NWS)の観測データによると、ラスベガスの観測史上最高気温は摂氏47.2度だ。

人混みを避けたいなら、ラスベガスを訪れるベストシーズンのひとつは夏だ。だが残念なことに、夏は最も暑くなる季節でもある。

そういう夏でさえも、子どもの夏休み中に観光をしたいと考える家族連れで混雑しているかもしれない。

では冬はどうかというと、非常にまれだがラスベガスは吹雪に見舞われることもある。そうなれば、休暇の予定は台無しになってしまうだろう。

このように、厳しい天候は時に耐えがたいほどだが、こうした過酷な気象条件が、国立公園に指定されるような、壮大な自然の景観を生んだという側面もある。

こうした観光名所には、レッド・ロック・キャニオン国立自然保護区や……

……驚きの景観を誇るザイオン国立公園などがある。

残念ながら、これらの国立公園へのアクセスはそれほどよくない。ラスベガスからは30~250kmも離れており……

……レンタカーを借りなければ行くこともままならない。

しかもレンタカー代は高い。レンタカーに限らず、ラスベガスでは何もかもが高価だ。食事に関しては「観光客を食い物にする」レストランもある。名の知れた人気レストランのディナーは、特に高額になることを覚悟しよう。

宿泊先のホテルのビュッフェで食事を取りたいと考える人もいるだろう。だがこちらも、(ほかの施設と同様に)行列するのが当たり前だ。宿泊代に食事代が含まれていないケースもある。

パーティーのメッカとして知られるラスベガスだけに、1日のどの時間帯でも、誰かが酒を飲んでいる場面に出くわすことも多い。運悪く、酔っ払って大声を上げる一団の騒音に悩まされる恐れもある。

写真撮影に適した観光スポットと同様に、リゾートホテルのプールも、とにかく人が多い。

幸運にも、泳ぐスペースがたっぷりある、のんびりした日を過ごせる客もいるだろうが……

……たいていは芋洗い状態で……

……見ず知らずの人たちと押し合いへし合いすることを余儀なくされる。

クラブも同様で、場所と時間によっては大変混雑している。人にもみくちゃにされるのもラスベガスの醍醐味だが……

……そうとは知らずにクラブを訪れた人は、人混みに圧倒されてしまうだろう。さらに一部には、予想外のチャージを取るクラブもある。

そしてもちろん、ギャンブルを抜きにしてラスベガスは語れない。

フォーブス誌の調査によると、カジノ側の取り分を増やす「ハウス・エッジ」の存在により、カジノゲームの種類によっては、客が勝つ確率がかなり低いものもある。長時間遊びたいなら、勝ち負けの確率が五分五分に近い、ブラックジャックを選ぶといいだろう。

内装こそモダンに変わっているが、カジノの店内には今でも時計がない。これは、カジノを訪れた客を、時間の感覚を忘れてギャンブルにのめり込ませるための仕掛けとしてよく知られている。

最後に、ホリデーシーズンにラスベガスを訪れるなら、覚悟を決めておこう。大みそかなど、特別な祝日には、あらゆる施設が普段以上に混み合うからだ。

このように、さまざまな難点はあるものの、週末はにぎやかに過ごすのが好きで、人混みも気にならないという人にとっては、ラスベガスはぴったりの旅行先と言えるだろう。

[原文 : Disappointing photos show what Las Vegas looks like in real life, from crowded venues and packed pools to long lines ]

(翻訳:長谷 睦/ガリレオ、編集:Toshihiko Inoue)

Marissa Perino

最終更新:9/15(日) 20:00
BUSINESS INSIDER JAPAN

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