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“師弟”が魅せた一発の競演 巨人・丸あっち向いてホイ 広島・誠也カメレオン

9/15(日) 13:01配信

東スポWeb

 若ゴイたちよ、引き出しをつくれ――。広島は14日、巨人を延長戦の末、6―5で下し、今季の同カードを14勝10敗1分けの勝ち越しで終えた。4時間超えのシーソーゲームですごみを見せたのが、両軍の3番打者。まずは27号ソロを含む2安打2打点の鈴木誠也外野手(25)の“カメレオン打法”だ。

 試合の均衡を破った鈴木の一発は4回。高木の6球目直球を豪快に左翼席へ叩き込んだ。見逃せないのは打席の中での足の上げ方の変化。初球は普段通りだったが、高木の2段モーションにタイミングが合わないとみるや2、3球目は左足を2段階で上げる、まるで巨人・坂本勇のようなフォームにチェンジ。

 さらに4球目は小さく浮かすだけに変えてファウル。5球目、今度はノーステップ。ようやくしっくりきたのか、6球目もノーステップで完璧に捉えてみせた。

 鈴木は「タイミングを取るのが難しい投手なので合わせようと狙っていた」と涼しい顔だったが、東出打撃コーチは「あれが誠也の引き出しの多さ。試合中も考えて野球をやっているから右にも左にも打てて率が残る」と絶賛。「俺にもあんな引き出しがあればまだ野球をやっているよ」とうなるしかなかった。

 一方、この日は鈴木の“師匠格”である巨人・丸も27号2ランを含む2安打3打点で存在感を示した。直前のDeNA戦では衝撃の“アッチ向いてホイ打法”で話題をさらったが、この日も右腰を逆方向にひねるツイスト打法で苦手のジョンソンから特大の初本塁打を放ってみせた。

 東出コーチは「やっぱりいい打者よ。丸ももともとは不器用な子やったんだけどね。それを自覚して自分の引き出しを必死に増やしてきたから今がある」とたたえると「ウチの若い子たちもそういう姿勢を見習ってほしいね」と語った。

 今やセ・リーグを代表する打者となった2人だが、共通するのは変化を恐れない姿勢と引き出しの多さ。たもとを分かった師弟コンビのすごみが際立った一戦だった。

最終更新:9/16(月) 0:18
東スポWeb

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