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【MotoGP】KTMのポル・エスパルガロ、“実りの”予選2番手は「信じられないような瞬間」

9/15(日) 12:39配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第13戦サンマリノGPの予選ではKTMが躍進を見せ、ポル・エスパルガロがKTMにとってドライコンディションで初となるフロントロウを獲得した。

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 このレースウィーク中、KTMはフリー走行から好調さを示していた。エスパルガロは直接Q2進出を決めており、同僚のヨハン・ザルコもQ1を突破してQ2へ駒を進め、8番手タイムを記録した。

 エスパルガロによると、こうした好結果は約2週間前に行われたミサノ公式テストの成果であり、チームは可能な限り最高の形でレースに挑む事ができたという。

「テストで僕らはフロントに多くの問題を抱えていた。殆どのライダーがそうだったし……ドゥカティは今もその部分で苦戦しているように見える」と、エスパルガロは言う。

「そこが速くなるために取り組んだ部分だ。ブレーキでタイムを稼いでいるんだ。それからテストでは多くの問題があったから、ダニ(ペドロサ/テストライダー)と一緒にたくさんの事に取り組んできた。そして2日間の終わりにはまずまず改善することができた」

「ただ僕らが家に戻っても、ファクトリーの人たちはたくさんの事に取り組み続けていた。彼らはここに新たなアイデアと共に来てくれた。トラックが少し改善すると、それがブレーキングでの助けになるんだ。毎回ハードブレーキングを楽しんでいるし、そこでタイムをかなり取り戻すことができるんだ」

 エスパルガロ曰く、KTMのマシン開発速度が速く頻繁に変更が加えられた結果、毎回データが不足した状態でサーキットへ到着していたという。そのため、ミサノ公式テストが大きな助けになったと語った。

「僕らは毎レースごとに改善しているから、次のサーキットへ行く時にバイクがどんな感じになるかは分からない。特に電子制御だ。ブレーキも良くなって、直線も速い。コーナーリングスピードもそうだ。だから電子制御全てを変える必要があって、ゼロから始めているとも言えるね」

「2日間のテストがあって、今年は僕らにダニ・ペドロサがついている。彼は僕らの大きな助けになっているんだ。この2日間のテストで、僕らは多少なりともレースウィークに備えることができた。そして問題があった時、それを改善する方法が分かっているんだ」

「こういったものは、1年ぶりにトラックへ向かう時に他の大きなファクトリーチームが感じているものだろう。だから将来、僕らもマシン開発を少しだけスローダウンできるようになったら、レースをもう少し楽しむことができると思う。ただ今僕らに必要なのは、改善し続けることだ」

 予選後、エスパルガロは感極まった様子でKTM・RC16の事を“僕らの赤ちゃんみたいなもの”と呼んだ。彼曰く、パルクフェルメに停まったトップ3のマシンの中にRC16を見ることは、特別な瞬間だったという。

 motorsport.comがキャリアの中でも最も嬉しい瞬間なのかを訊くと、エスパルガロは「ああ、間違いなくその内のひとつだ」と答えた。

「トラックは少し滑りやすかったけど、良いコンディションだった。ただそれはみんなにとって同じことだ。この瞬間を達成するために、マイク・レイトナー(チームマネージャー)や全てのクルーと共にどれほどの事に取り組んできたか……それを分かっているから、信じられないような気持ちだ」

「だからパルクフェルメに着いた時、2台のヤマハの間に僕らのオレンジ色のマシンがあるのを見て、本当に誇りに思った。信じられないような瞬間だったよ」

Valentin Khorounzhiy

最終更新:9/15(日) 12:39
motorsport.com 日本版

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