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MotoGPサンマリノ決勝:マルク・マルケス、クアルタラロとのバトル制し今季7勝目

9/15(日) 22:29配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第13戦サンマリノGPの決勝レースが、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われた。優勝はレプソル・ホンダのマルク・マルケスだった。

【リザルト】MotoGP第13戦サンマリノGP 決勝レース

 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)を始めとし、多数参戦するイタリア人ライダーやドゥカティにとってのホーム戦となるサンマリノGP。グランプリの名称はサンマリノだが、イタリア国内のサーキットで行われるからだ。前日の予選でポールポジションを獲ったのはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、2番手にはポル・エスパルガロ(KTM)、3番手にファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)というフロントロウの並びとなった。

 27周の決勝レーススタート時刻のコンディションは気温26℃、路面温度39℃とかなり暑くなった。

 そしてレースがスタート。順当にPPスタートのビニャーレスがホールショットを奪い、ペトロナス・ヤマハの2台、マルケス、アレックス・リンス(スズキ)、ロッシというオーダーでバックストレートへ入った。

 マルケスはそのバックストレートで早くもフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハ)をパス。3番手にポジションを上げた。

 先頭のビニャーレスはオープニングラップからハイペースで走り、先頭集団は早くも縦に伸びた。2番手クアルタラロがそこに食らいつき、若干間を空けてマルケスがそこについて行くという状況だ。

 2番手スタートのエスパルガロは5番手にポジションを落としたものの、ペース面では周囲と大きな差は無く、リンスとロッシを引き連れてレースを進めた。

 4周目、2番手クアルタラロが早くも仕掛けた。ターン10でビニャーレスのインに入るとそのままオーバーテイク。バックストレートの立ち上がりも良く、一気に先頭に立ってペースを上げ、後続を引き離しにかかった。

 一方クアルタラロに追い抜かれてしまったビニャーレスはペースが上がらず、3番手のマルケスにもオーバーテイクを許してしまった。2番手に浮上したマルケスはクアルタラロを逃すまいと追撃をスタートした。

 5周目、ターン10で中上貴晶(LCRホンダ)が単独転倒。なんとかマシンを再始動し、コースへ復帰したが、すぐに周回遅れとなった。

 マルケスは5周目にファステストラップを刻む走りで、一時は1秒近くあったクアルタラロとのギャップを詰め、8周目にはコンマ2秒ほどと一気に接近した。

 ただ、そこからクアルタラロも再びペースを上げたことで、オーバーテイクまでは至らなかった。クアルタラロとマルケスの付かず離れずの距離はさらに4周ほど続いたが、マルケスはチャージを仕掛ける素振りを見せず、ランデブー走行が更に続いた。

 先頭2台の独走状態は変わらぬまま、残り周回数はレース半分の13周となった。

 15周目、ポル・エスパルガロをかわして7番手に浮上していたリンスがターン4でフロントを失うと、そのまま転倒を喫してしまいリタイアとなってしまった。

 トップ2台がランデブー走行をしている間に、3番手ビニャーレスが徐々にギャップを詰め始める。大きい時には3秒近くあった差も、残り10周の段階で2秒以下にまで縮まった。

 ビニャーレスはこのまま追い上げるかと思われたが、ギャップは再び2秒以上に拡大。残り周回数から考えると、厳しいギャップとなってしまった。

 残り周回は5周となり、優勝争いはクアルタラロとマルケスに絞られてきた。そしてレース展開の注目は、マルケスが“いつ仕掛けるのか”という部分に集まってきた。

 後方では12番手を走行していたカル・クラッチロー(LCRホンダ)がターン8で転倒。LCRホンダは中上も転倒を喫しているため、2台揃ってポイント獲得は厳しい展開となってしまった。

 残り3周、マルケスはターン8で前に出るかと思われたが、クアルタラロの後ろに留まり、続くターン9、10でもあえて後ろにとどまっているようなブレーキングを見せた。

 残り2周になってもマルケスは追い抜きを仕掛けず、勝負はファイナルラップに。ホームストレートで前に出たマルケスはそのままターン1でクアルタラロの頭を抑えるが、クアルタラロも負けじとターン4で再び前に出た。

 ターン8でマルケスはブレーキングでインを奪うと、そのまま続くターン9、10も抑えた。バックストレートから続くターン14でクアルタラロがなんとかイン側を刺そうとしたものの、マルケスはラインをしっかりと閉じていたことで、軍配はマルケスに上がった。

 マルケスはそのままトップでチェッカーを受け、オーストリアGP、イギリスGPでの敗北の記憶を精算するかのような形で勝利を収めた。マルケスはここ2戦の敗北に思うところがあったか、パルクフェルメでは優勝の喜びから雄叫びを上げた。

 2位はクアルタラロ。終始先頭を走行し、レースを引っ張ったものの、チャンピオンの走りの前に敗れ、悔し涙を見せた。3位はビニャーレスが入った。PPスタートだったものの、先頭2台についていくペースが無かった。

 ランキング2番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が6位でのフィニッシュとなったため、マルケスとのポイント差は93にまで拡大してしまった。

 サンマリノがホームグランプリとなったロッシは最終的に4位。新パーツを投入しての地元戦だったが、表彰台には手が届かなかった。

永安陽介

最終更新:9/15(日) 22:29
motorsport.com 日本版

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