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全てのデザインは一本の線でつながっている 様式美が語るベントレー

9/15(日) 13:33配信

octane.jp

いつの時代も、伝統を踏まえた、粋人のためのグランドツアラーであるベントレー。そのベントレーを理解するヒントは、過去と現在を結びつけるモデルネームや、デザインに込められている。

全てのデザインは一本の線でつながっている 様式美が語るベントレー(写真5点)

ベントレーとは何か? その茫洋たるテーマについて、手短に書き記すことは容易ではない。ヒントは過去と現在を結びつけるモデルネームや、ブランドを代表するデザインに込められているように思える。
 
2003年に登場し、現在では3代目へと進化を遂げているコンチネンタルGT。この優雅な2ドアクーペは、現在ではGTレースでも活躍するアクティブなモデルとして知られている。コンチネンタルという言葉の訳は「ヨーロッパ風、大陸的」というもの。だが深堀りしていくと、「島国イギリスから見た場合の」という視点が追加されたものであることがわかる。イギリス人が考える海の外の世界、ヨーロッパの文化、様式とはどのようなものなのか。ともあれ、大陸でグランドツーリングを繰り広げるのであれば、一線級の動力性能や優れた乗り心地といった要素が欠かせない。
 
ドーバー海峡を渡った先にあるイギリスから最も近い「コンチネンタル」で行われる耐久レース。草創期のベントレーがその名を上げたル・マン24時間レースは、自らの持つ性能を高らかに宣言するための格好のステージだったというわけである。 

コンチネンタルを名乗る歴代ベントレーの中でも最も印象深く、伝説的に語り継がれてきた1台がRタイプ・コンチネンタルである。1950年代に誕生したこの車は、パワートレインとアクスルを組み合わせたローリングシャシーをベントレーが供給し、注文主が好みのコーチビルダー(ボディ架装業者)に持ち込んで自らの好みを反映させて仕上げるという伝統的なスタイルをとっていた。
 
ロールス・ロイス傘下で逡巡していたベントレーが自らの個性を再定義するきっかけにもなったRタイプ・コンチネンタル。この豪奢な2ドア、4シーター・クーペの格式のようなものを今日の車に当てはめることは難しいのだが、その顧客リストに王侯貴族や大富豪、実業家といった著名人がずらりと名を連ねていたといえば、おおよその空気感が伝わるだろうか。
 
時を彩った彼らは、ロンドンの街中で靴やスーツを誂えるのと同じように、ジャック・バークレーのような老舗のディーラーでRタイプ・コンチネンタルを注文し、コーチビルダーとしてH.J.マリナーを指名し、グランドツーリングに思いを馳せたのである。

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最終更新:9/15(日) 13:33
octane.jp

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