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「アスリートのカミングアウトは大きな意味がある」サッカー下山田志帆が同性愛を公表して思うこと

9/15(日) 9:44配信

ハフポスト日本版

スポーツの視点からジェンダーを考えるイベントが9月14日、東京都渋谷区の「渋谷男女平等・ダイバーシティセンター」で開かれた。

登壇したのは、日本国内の現役アスリートとして唯一、同性愛をカミングアウトしている下山田志帆さんら。

大学を卒業後、サッカーのドイツ女子2部リーグでプレーし、7月から日本のスフィーダ世田谷に所属している。アスリートや当事者としての経験を踏まえて、カミングアウトの経緯や思いなどについて語った。

女性らしさを求められて苦しかった。

下山田さんによると、女子サッカー界では、女性と交際する女性のことを「メンズ」と表現する文化があり、幼いころから大人に混じって練習していたため、自然と同性愛に触れていた。

高校で女子校に進学すると、チームメイト同士が恋愛をしているのを目の当たりにして、「自分ごとになった」と振り返る。

「自分はなんとなく男性が好きではないと思っていたのが、『メンズ』なんだ、ストレートではないと理解しました」

ところが大学生になり、バイトなどでサッカー界の外にいる機会が増えると、安心感を与えてくれた『メンズ』文化が通用しないことに気づいた。

「女性らしさを求められて苦しい。今までだったら『メンズ』とふざけていればよかったのに、自分が自分らしくいられない時間が増えていきました」

そして大学1年の時、初めて他人に自分のセクシュアリティを打ち明けた。

「女子サッカー界では自分らしくいられるけど、社会に出た時に嘘をつきながら生きて行かないといけない。それで徐々にカミングアウトして、オープンにしました」

下山田さんはネット上やLGBTQアスリートの拠点「プライドハウス」の動画を通じて、社会に向けて自分のオープンにしたことを機に、多くのメディアに取り上げられた。周囲の人たちからは、ポジティブな反応が多かったという。

「女子サッカー界友達は『メンズ』と知っていたので『オープンにしたんだ』というぐらいでした。バイトや親戚には少し驚かれましたが『気づかなくてごめん』『言ってくれて嬉しい』と言ってくれました」

自分のことをオープンにしたことで、「安心感」を得ることができたという。

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最終更新:9/15(日) 11:55
ハフポスト日本版

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