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伝統の話芸、800人が堪能 井原で「中世夢が原大神楽」

9/15(日) 8:04配信

山陽新聞デジタル

 国重要無形民俗文化財・備中神楽の名手が岡山県内各地から集う「中世夢が原大神楽」が14日夜、井原市美星町三山の中世夢が原で開かれた。17人の太夫が備中神楽の特色とされる「滑稽役」の話芸をメインに上演。約800人の観客が初秋の夜風を感じながら、伝統の舞台を楽しんだ。

 話芸は、長時間続く神楽を間延びさせない役割がある。岩の奥にこもった天照大神(あまてらすおおみかみ)を誘い出そうと神々が思案する物語「岩戸開き」では、剛力を買われた手力男命(たぢからおのみこと)が岩を動かす前、ユーモアに富みつつも気品を損なわない語りを披露。酒に酔わせた大蛇(おろち)を素戔嗚命(すさのおのみこと)が倒す「大蛇退治」で酒造りを担う松尾明神は、出雲から美星町に来たとの話を交え、道中での出来事を面白おかしく振り返った。

 同県矢掛町中の主婦(61)は「手力男命と他の神々との軽妙な掛け合いで笑わせてもらった」と話した。

 神事舞の一つ「猿田彦命(みこと)舞」、人気の「国譲り」といった演目や井原市出身の民俗学者、神崎宣武氏=東京都=による解説もあった。

最終更新:9/15(日) 8:04
山陽新聞デジタル

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