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進化するスマート・アパレル――ハイテク機能が搭載された次世代型ウェアの最新動向

9/15(日) 17:00配信

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ウェアラブル端末が注目されて久しいが、最も身近なウェアラブル(=着用できるもの)は、衣服だろう。

朝起きてから寝るまで、風呂に入る時間を除けば、人間は常に服を着ている。スマホや時計や鍵を忘れて出かけることはあっても、服を着ないで外に出ることはない。

当たり前すぎて脳裏にも浮かばない事実だが、服にハイテク機能やセンサーが埋め込まれ“スマート”な働きをしたらどうなるか?

まだ一般的とは言えないが、数年前より「スマート(コネクティッド)・アパレル」と呼ばれる衣服型デバイスの研究が進んでおり、一部企業からは発売もされている。

スマート・アパレルとは何か?私たちの社会にどう影響を与えるのか?進化し続けるスマート・アパレルの最新情報をお届けする。

社会問題の解決も期待される、次世代型の衣服「スマート・アパレル」

改めて、スマート・アパレルとは何か?スマート・アパレルとは、小型センサーや導電性繊維などを生地に取り入れて開発された、衣服型のデバイスを指す。

通常の繊維素材にはないICT(情報通信技術)機能などを備えることから、様々な分野での利用が期待されている。

特に、医療・健康やフィジカル分野では、社会問題の解決への取り組みも始まっている。

スマート・アパレルの範囲は広く、スーツや上着、靴下、スポーツウェア、水着まで多岐に渡る。

開発もグーグルやサムスンなどのハイテク企業から、トミー・ヒルフィガー、リーバイス、ラルフ・ローレンといったアパレル大手、ニッチな分野に特化した中小企業まで、分野も規模も多様な企業が参入している。

スマート・アパレルはどのようなことができるのか?

では実際、スマート・アパレルはどんな働きをするのか?こちらも非常に幅広い。

例えば、サムスンが開発したスマート・スーツは、デジタル名刺交換、携帯電話のロック解除、他のデバイスとの対話が可能だ。

ラルフ・ローレンのポロテックTシャツは、スマートフォンのアプリと連動して、フィットネスの記録がつけられるようになっている。診断結果によっては、どんなエクササイズが必要かのアドバイスもくれる。

アンダーアーマーのスマート・パジャマは、体の熱を吸収し、赤外線を放出して睡眠の質を高める効果があるそうだ。

ピザハットはピザの注文機能が付いているスマート・シューズを開発したと発表している。

以上はほんの一例であり、まだまだユニークなスマート・アパレルはたくさんある。一重に「スマート」と言っても、スマートフォンのように複数の異なる機能を搭載したデバイスと違い、それぞれが用途や目的に応じた「最適な役割」をピンポイントで果たしているのが、現段階のスマート・アパレルであると言えるだろう。

しかし、今はまだ機能面の開発がメインで、ファッション性にはあまり手が回っていないのが現状だ。

サイズや色展開、デザインといった面では展開が少なく、服として「身につけたい」ものは残念ながら多いとは言えない。今後はファッショナブルかつ機能的なスマート・アパレルの開発が望まれる。

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最終更新:9/15(日) 17:00
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