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猫エイズ検査が「陽性」反応 保護ねこを引き取ることを決めた女性の覚悟とその後

9/15(日) 19:40配信

Hint-Pot

 「人とねこに歴史あり」。元保護ねこ「キャスパー」と、その飼い主「愛」さんの歩みを3回に渡ってご紹介します。前回、キャスパーを引き取ることに決めた愛さん。しかし、キャスパーはある病の可能性があることを、保護団体から告げられます。その時、愛さんがした決意とは……。

【写真】保護ねこを引き取ることを決めた愛さんと、猫エイズ検査が陽性だった「キャスパー」のその後 幸せがあふれる現在の姿(3枚)

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「どうしますか」と聞かれ… 子ねこだったキャスパーを引き取りにいった愛さんの決断

 東急田園都市線あざみ野駅からバスで6分。美しい木々が立ち並ぶ大通り沿いに、店を構える花と雑貨のお店「Atelier Ai(アトリエアイ)」。店主の愛さんは、看板ねこの元保護ねこ「キャスパー」とともにお客様をお迎えします。

 愛さんは「ねこねっと山中湖」からキャスパーを引き取る際、猫エイズ検査に「陽性」反応が出ていることを伝えられました。しかし、その時キャスパーはまだ子ねこだったため、母ねこの抗体を譲り受けて陽性反応が出てしまう「擬陽性」の状態。病気かどうかははっきりとは分からないと、説明を受けました。

 猫エイズは感染していたとしても、必ずしも発症するとはかぎりません。エイズキャリアのまま天寿をまっとうする子もいれば、発症して短命となる子も…。

「どうしますか」と声をかけられた愛さん。しかし、どうしても断ることができなかったといいます。やはり猫エイズというだけで、引き取り手が少ないのも事実。愛さんを決断させたものはなんだったのでしょうか。

「キャスパーは会ってすぐから、私のスカートの中に入ってくるような子でした。顔を合わせてしまったら、猫エイズが『陽性』だから嫌だなんてことはもう言えなくて。病気がもし発症し、一緒にいられるのが短い時間だったとしても、それでもこの子がいいと思ったので、お迎えしました」

「生きててくれてありがとう」 毎日噛み締める想い

 結局、その後の検査で『陰性』となり、病気ではなかったというキャスパーくん。最悪な状況を想定しながらも、家族に迎えいれた愛さんは毎日幸せを噛み締めているのだそうです。

「幸せですね。毎日生きていてくれてるだけで。キャスパーに『生きててくれてありがとね』といつも伝えています。それに、息子と一緒に『かわいいね』、『大好き』と、毎日何十回も言ってますよ」

 ねこを飼うということは、家族がひとり増えるということ。これほど覚悟をもって家族の一員として迎えてもらえたのは、キャスパーにとっても本当に幸せな出会いだったのではないでしょうか。

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最終更新:9/15(日) 21:00
Hint-Pot

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