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実録・夫の親の面倒だれがみる? 晩婚の長男妻が直面した“夫婦崩壊”の危機

9/15(日) 21:50配信

Hint-Pot

 9月16日は敬老の日。高齢の方々を敬い、長寿を祝う日とされています。このほど厚労省が発表した「2018年の日本人の平均寿命」は女性が87.32歳、男性が81.25歳で、いずれも過去最高。健やかに年齢を重ねていきたいものですが、なにかと不安に思うことも。自らの「老後」はもちろん、中年期に直面することが多いのが「親の介護」。少子化や女性の社会進出などライフスタイルが多様化する今、義母が突然倒れたことをきっかけに、明らかになった義弟嫁の本心、夫の懇願……。「近い将来をしっかりと見据えなくては」と感じたという40代女性の話を聞きました。

【画像】「親の介護」を子どもの配偶者に頼む割合とは 別居の家族がみるのは1割程度

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援助も度々受けてきた義弟夫婦は義両親との関係も良好

 松木由美さん(48歳・仮名)は、現在の夫と結婚10年目。子どもはいません。大学を卒業後、新卒で入社した会社でずっと働いています。いわゆる“キャリアウーマン”。責任あるプロジェクトを任されるなど、日々バリバリと仕事をこなしてきました。

 由美さんにはお兄さんがいるため、高齢となった自分の両親の面倒は兄夫婦が中心となってみてくれているのだそう。兄夫婦が出かける際などに顔を出したり、時折病院に付き添う程度で、バランスよくお付き合いを続けていると言います。

 一方、由美さんの夫・健一さんは長男。夫の弟は20代で結婚し、ふたりの子どもがいます。夫の弟夫婦は、若いころからマンション購入や子どもの教育費などを含め、なにかと義両親から援助を受けてきたと聞いています。また、義弟の嫁はひとり娘のため、実家の両親の具合が芳しくない場合は、まだ小さな子ども達を義母に預けることもしばしばあったのだとか。

 義母と弟嫁の仲は、晩婚だった由美さんに比べると付き合いの期間も長く、良好。弟夫婦の自宅も義実家の近くにあり、互いの家を行き来しているので、義両親に何かあれば夫の弟夫婦が中心となって面倒を見てくれるものだと思っていました。

義母の急病で生活が一変 週末は義実家通いの日々に

 平穏な日々が崩れ去ったのは突然のことでした。義母が家の中で倒れ、救急搬送されたのです。原因は脳出血。搬送が早かったため大事には至らなかったのですが、利き手の右手に後遺症が残ってしまいました。

 まず、問題となったのが、義母が入院中の義父の身の回りの世話です。昔気質の義父は、何ひとつ自分で家事をすることはできず、かろうじて近くのスーパーに総菜を買いに行けるレベル。その時は、専業主婦の弟嫁が平日に2回顔を出し、週末は由美さん夫婦が泊まって、家事をすることで事なきを得ました。

 問題は、義母が退院してきてからでした。比較的軽いマヒだったとはいえ、まだまだその症状に慣れていない義母。自分の身の回りの世話すら人任せの義父は、頼りにはなりません。またリハビリのために通院をしなければならず、不自由な体ではひとりで病院に行くこともままならなかったそうです。

 それでもどうにか今まで通りふたり暮らしを続けてもらおうとしていた矢先、事件が起きました。義母がトイレに間に合わず、家の中で粗相をしてしまったのです。入院で体力が落ちていた義母は、服を着替え、風呂に入り、掃除をするという一連の作業を行うことができず、義父が弟嫁に助けを求めて電話をしたのですが繋がらず。結局、仕事中の由美さん夫婦にヘルプの連絡が来ました。

「あの日を境に潮目が変わりましたね。義両親から泣きながら電話が来て、夫の気持ちが同居に大きく傾いてしまったようなんです。この一件で、義両親もふたりで暮らしていく自信がなくなってしまったそうなんです」

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最終更新:9/15(日) 22:20
Hint-Pot

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