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「千葉の台風被害報道が足りない」を検証 被災報道のリアルと報道の“構造的欠陥”が浮き彫り

9/15(日) 20:19配信

AbemaTIMES

 千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号。千葉県内のおよそ2000本の電柱が被害に遭ったことを受け、東京電力は「全面復旧に2週間以上を要する」との見通しを示した。一方、千葉県の惨状についての報道が少ないことに関する指摘も多数上がっており、千葉県出身の歌手・綾小路翔が10日に自身のツイッターで「冠水の状況はどうなったのだろうか 道路事情は? 熱中症などは大丈夫だろうか? 報道も全然されない為 何しろ情報が少ない」と投稿すれば、女優でタレントの菜々緒も11日に自身のツイッターで「テレビではまったく報道されず、孤立は酷くなるばかりです。もしこのメッセージを目にとめていただいたら、千葉県南部エリアの情報をSNSで拡散してください」と呟いたことで話題を呼んだ。

【映像】「千葉の被災報道はなぜ少ないのか?」を徹底検証

 しかし、指摘されているようにメディアの「千葉台風被害」報道は足りなかったのか。実際にテレビ朝日で報道された台風被害の放送時間を調べてみると、台風が直撃した9日では170分、翌10日は124分、11日は69分、12日は89分に増え、13日は145分であった。ではなぜ、千葉県の台風被害の報道が足りないという声が噴出したのか。テレビ朝日アナウンサーの三谷紬アナウンサーが、一部電気が復旧しているものの、依然として大規模な停電が続く君津市郡地区を取材した。

 車中泊を余儀なくされているある男性は「涼しい日は窓を開けるなどして家で過ごせるが、数日前は暑かったので車中で過ごしました。隣町の袖ケ浦では倒木が多く子供たちは学校に行けず、伐採して道を作って何とか切り抜けている」と話し、被害の大きさや苦しい状況について説明した。さらに「報道されなくて困っていること」については「携帯で見てもそこまで情報が流れていないという印象がある」と本音を漏らした。

 また同じく停電に苦しむ中、近所で集まり情報共有に努める人々に話を聞くと「報道はほんの少し」といった不満が聞かれたのに加え、「いつ電気がつくのかを一番知りたい。隣は電気がついているのに、こっちはついていない。その境目は何なのかを知りたい」など、苛立ちも隠せない様子だった。

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最終更新:9/16(月) 13:07
AbemaTIMES

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