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ICOで集めた50億円を1000億円規模のビジネスに変えた企業

9/15(日) 8:00配信

CoinDesk Japan

セルシアスは、いかにして仮想通貨ICOで調達した資金を10億ドルのレンディング事業へと転換させたのか

仮想通貨レンディングのスタートアップ「セルシアス(Celsius)」は2018年、トークンセールで5000万ドル(約54億円)を調達した。以来、レンディングの取扱量は急増し、1万415人のユーザーが仮想通貨を担保に法定通貨のローンを組んでいる。ビットゴー(BitGo)は、過去1年間にセルシアスから10億ドル(約1080億円)相当の仮想通貨の預け入れがあったことをCoinDeskに認めた。CELトークンは現在も、トークンセール直後の2018年秋とほぼ同じ価格で取り引きされている。これまでのところ、CELトークンをめぐる懸念について規制当局から連絡を受けていないとセルシアスは述べた。

新規コイン公開(ICO)ブームは、かなりの数の幽霊船を生み出した。今のところ、仮想通貨レンディング(融資)のスタートアップ「セルシアス(Celsius)」は幽霊船にはなっていないようだ。

ニューヨークに拠点を置くセルシアスは2018年5月、ICOで5000万ドル(約54億万円)相当の仮想通貨を調達した。

それ以来、同社CEOのアレックス・マシンスキー(Alex Mashinsky)氏によると、1万415人のユーザーが仮想通貨を担保に法定通貨のローンを組んだ。同社モバイルアプリはビットコイン(BTC)、ダイ(DAI)、その他18の仮想通貨に対応しており、ローンの取扱量は急増した。

カストディプロバイダーのビットゴー(BitGo)は、過去1年間にセルシアスから10億ドル(約1080億円)相当を超える仮想通貨の預け入れがあったことをCoinDeskに認めた。

「我々の仕事は、可能な限りリターンと利回りを最大化すること。(預け入れられた)コインを貸し付けることで、それを実現している」とマシンスキー氏は述べた。

「我々のビジネスの半分は取引所を、残りの半分は市場を生み出したり、裁定取引や他のさまざまな目的のためにコインを利用するヘッジファンドを相手にしている」

同氏はパートナーの一社として仮想通貨投資企業ポリチェーン・キャピタル(Polychain Capital)の名前をあげた。我々はポリチェーンにコメントを求めたが、返答はまだない。

マシンスキー氏によると、仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は競合となる独自のローン商品を提供しているにも関わらず、セルシアスのローンパートナーになっている。同氏はバイナンスとのローンは、セルシアスのウェブサイトに記載されている150%を厳格に守るのではなく、さまざまな程度に超過担保されていることを認めた。

「我々は異なる組織に異なるレートで貸し付けを行っている。貸付レートは、組織のクオリティー次第」

仮想通貨取引所ビットフィネックス(Bitfinex)も、ニューヨークでの規制上の問題にも関わらず、セルシアスのパートナーと報じられている。

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最終更新:9/15(日) 8:00
CoinDesk Japan

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