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地球外生命は太陽系にいる? ── 土星の衛星タイタンで新研究

9/16(月) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

土星最大の衛星であるタイタンは、太陽系内で地球外生命体がいるかもしれないと言われている天体の一つだ。この天体にはメタンとエタンの湖がある。

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NASAのカッシーニ計画によって、タイタンの北極近くにある小さな湖が、非常に高い縁に囲まれていることが明らかになり、科学者たちは困惑した。

新たな研究によると、タイタンの地下の窒素が暖められて爆発し、巨大なクレーターが形成されたことで、これらの湖が作られた可能性があるという。

土星最大の衛星であるタイタンは、天文学者が考えているよりも活動的な過去を持っているかもしれない。

新しい研究によると、タイタンの表面に点在する液体メタンの湖は、月の表面の下で温められた窒素のかたまりが爆発した時に形成された可能性がある。

このアイデアは、1997年10月に打ち上げられ、2018年9月に小型探査機ホイヘンスが土星に突入して終了したNASAのカッシーニ計画が、これらの湖に関する前例のないデータを送ってきたときに浮上した謎を解決する可能性がある。

データによると、タイタンの北極付近では、たくさんの小さな湖が、数百メートルの高さでそびえ立つ外輪を備えている。

これは科学者たちを驚かせた。タイタンの他の湖を形成したであろう浸食のプロセスでは、これほど高いリム(縁)は作れないからだ。一方、窒素の爆発であれば、クレーターを作るのに十分な威力を持っていただろう。

カッシーニ計画の科学者で、今回の研究には参加していないリンダ・スピルカー(Linda Spilker)氏は「これは途方もない謎であった小さな湖の周りの高いリムに関する異なる説明だ」とプレスリリースで述べた。

9月9日にNature Geoscience誌に発表されたこの研究は、タイタンの極寒の地表(摂氏マイナス178度)が、数百万年前には液体窒素が存在するのに十分な今以上の低温(摂氏マイナス196度以下)であったという新たな証拠を示している。

「これらの湖は、表面や地殻に液体窒素が存在したタイタンの歴史の道しるべとなるだろう」と、この研究の共同執筆者であるカッシーニ計画に参加した研究者、ジョナサン・ルーニン(Jonathan Lunine)氏はリリースで述べた。

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最終更新:9/16(月) 8:10
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