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「安積山かたびらほして通りけり」郡山題材に俳句詠む? 俳聖・松尾芭蕉

9/16(月) 10:18配信

福島民報

 郡山市の安積国造神社の第六十四代宮司の安藤智重さん(52)は、俳人・松尾芭蕉が郡山市の安積山を題材に俳句を作った可能性が極めて高いことを確認したと明らかにした。これまで郡山では芭蕉の作った句がないとされていた。

■可能性示す史料発見

 同神社が保管する第五十五代宮司の安藤親重(ちかしげ)が一八三一(天保二)年に書いた覚書には、「安積山 かたびらほして 通りけり 芭蕉」と記されているほか、芭蕉の句碑が同市の善導寺境内にあったが、一八〇七(文化四)年の火事で焼失したとも記されている。

 智重さんは芭蕉が安積山の句を詠んだとする親重の覚書の内容を裏付ける史料を探していた。八月二十七日、江戸時代後期の俳人で芭蕉の研究者の毛呂何丸が一八二七(文政十)年に著した「芭蕉翁句解参考 夏」の中にも同じ句があることを発見した。

 今後、大学教授などの専門家に親重の覚書の内容の確認を依頼する方針。智重宮司は「これで芭蕉が郡山でも俳句を作っていたことを確認することができたと思う」と話している。将来的には市内の有志で「安積山」を題材にした芭蕉の句を記した石碑を境内に建てる構想も抱いているという。

最終更新:9/16(月) 10:18
福島民報

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