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ピンボールハクスラACT『Creature in the Well』プレイレポート!鉄パイプやフライパンでボールを打ち返してクリーチャーと戦え!

9/16(月) 18:00配信

Game Spark

ロボットを操り、鉄パイプやフライパンなど様々な武器(?)でボールを打ち返してクリーチャーと戦うピンボールハック&スラッシュアクション『Creature in the Well』のプレイレポートをお届けします。

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本作はFlight School Studioによって、9月6日にMicrosoft StoreでXbox One/PC版が、SteamでPC版が配信されました。本作はピンボールからインスピレーションを得て開発されたとのこと。最近ではピンボールを遊ぶ人が少なくなった気はしますが(そもそも筐体を置いてある店があまりない)、それでもデジタルゲーム上では『Pinball FX3』などまだまだ根強い人気があり、筆者もたまに遊んでいます。最近では『閃乱カグラ Peach Ball』なども登場し、ピンボールを遊んだことのない世代にも受け入れられているようです(ピンボール目的でプレイしているかどうかは議論が分かれるところですが)。

『Creature in the Well』のトレイラー
本作はピンボールを題材にしてはいますが、フリッパーがあるわけではなく、ボールを打ち返すのは四方八方に移動できるロボット「BOT-C」です。装備した鉄パイプやフライパンで「エネルギーオーブ」(以下「ボール」)を打ち返すことができます。

BOT-Cはダンジョン内を探索し、各部屋にピンボール的に配置されたオブジェクトにボールを当ててパワー(エネルギー。本作では通貨のようなもの)を稼いでいきます。ピンボールとダンジョンクロウルが合わさった本作、果たしてどんなゲームなのでしょうか。さっそくプレイしていきましょう。

砂だらけの惑星

ゲームはXboxパッドでプレイ。しかしタイトル画面でスタートボタンを押してもオプション画面になるだけで、ゲームが始まりません。と思ったら、このタイトル画面ですでにBOT-Cの操作を受け付けていました。画面内にある3つの杭がセーブデータになっていて、どれかに近づいてRBを押せばゲームスタートです。


ゲーム開始後にちょっとしたムービーが始まります。砂に覆われた惑星が舞台になっていますが、なぜ現在の状況になっているのかなどについては一切述べられていません。一つの村と砂漠があるだけの世界のようです。


主人公BOT-Cが登場。廃棄されたかのように砂漠に転がっていましたが、立ち上がってよろよろと砂漠の中を歩き始めます。ゲーム中の情報からすれば、BOT-Cはウェザーマシーンのメンテナンスを司るエンジニアのようです。


いきなり砂漠のど真ん中に投げ出された状態でゲームスタート。辺りには砂嵐が吹いており、どこへ行っていいのかわかりません。とりあえず北の方角へ向かいましょう。どんどん進んでいくと、突然画面がフェードアウト。探索エリア外に出てしまったようで、実績「何もない」を獲得。スタート地点に戻されました。


先ほどは気付きませんでしたが、スタート地点のそばに鉄パイプが突き刺さっていましたね。ボールを打ち返すのに使うものでしょう。もらっておきましょう。


どこに行っていいのかよくわからず広い砂漠をさまよっていると、杭がいくつも地面に刺さっているのが見えました。それを追って進んでいくと、洞窟の入り口を発見。さっそく中へ入ります。


洞窟の中には人工的な建造物がありました。レトロゲーム的な色遣いがなかなかいい味を出しています。ブリッジを進んでいくと、谷底から巨大なクリーチャーの腕が出現。「引き返せ」と脅してきますが、ここまで来て引き返すわけにもいきません。かまわずに奥へと進みましょう。

オブジェクトにボールを当ててパワーを稼ごう!

さて、ここからが本作の肝となる「ピンボール+ダンジョンクロウル」部分です。まずは基本操作の練習から。攻撃手段となる白いボール(エネルギーオーブ)は、地面のホールから出てきます。これを先ほど拾った鉄パイプで打ちます。


フルスイングして打ったボールは、前方にあるオブジェクトにヒット。これで10パワー獲得です。前述したように、パワー(エネルギー)は本作の通貨に当たるものです。これをどんどん稼いでいくのが本作の目的の一つになります。実際のピンボールも、バンパーなどのオブジェクトにボールを当てて点数を稼ぐのが目的のゲームですしね。


次の部屋はオブジェクトが多く、とたんにピンボールらしくなってきました。ボールの出てくる穴も5つあるので、打ちまくってぶつけてどんどんエネルギーを稼ぎましょう。ちなみにボールがぶつかったオブジェクトは床に引っ込んでしまいますので、延々と稼ぐことはできません。画面からボールが消失すると、また新たなボールが穴から出てきます。


次の部屋へ行くための扉は、指定された量のパワーを注入しなければ開きません。これがパワーを稼がなくてはならない理由の一つになっています。逆に言うと、パワーさえあればピンボールをしなくても扉を通ることができます。ここでは200パワーないと開かないので、先ほど稼いだ分を使いましょう。


扉の先には通路があり、それを抜けると次の部屋にたどり着きました。画面の左には「チャージソード」という剣が落ちています。ボールを打つ前にいただいておきましょう。


チャージソードの効果ですが、Xボタンを長押しすることで近くのボールを自分の元に引き寄せ、エネルギーをチャージしてやることができます。この間、ボールは止まった状態になるので、落ち着いて好きな方向に狙いをつけ、Yボタンで打つことができます。またXボタン連打でボールを持ちながら移動することも可能です(筆者は「ドリブル」と読んでいます)。


鉄パイプなどボールを打ち返す武器は「ストライクツール」と言い、剣などボールを静止状態にする武器は「チャージツール」と言います。この2つは役割が違うので、同時に装備することができます。それと本作では、武器やアイテムの具体的な説明が無いため、自分で試して効果を把握しないといけません。


「すべてのオブジェクトにボールを当てる」など条件を満たすと、丸いバンパーが出現することがあります。いわゆるフィーバータイムで、このバンパーにボールを当てれば一気に高得点を取ることができます。これでパワーを大きく稼いでいきましょう。


次の部屋では、丸いバンパーにボールを当てると、赤いエネルギーを帯びたボールになって跳ね返ってきます。赤いボールを食らうとダメージを受けるので、Xボタンでチャージツール(ここではチャージソードを使用)を使って受け止めましょう。Xボタンを連打しながら動き回れば、ダメージを受けることはないかと思います。


Aボタンを押すと短距離ダッシュ、押しっぱなしで走ることができます。レーザーを放ってくるオブジェクトの攻撃などはこれで回避しましょう。ここを抜ければチュートリアルステージは終了になります。

クリーチャーとの対決!

チュートリアルステージが終わり、たどり着いたのは本作の本拠地とも言える場所。ここでダンジョンを呼び出し、攻略していくのが本作の目的です。まずは予備動力モノリスをアクティベートし、最初のダンジョンを呼び出しましょう。


アクティベートすると谷間から灯台のような形のモノリスが出現します。これにボールを当てると画面上のダンジョンの扉が開きます。ダンジョンをクリアすることによって新たなモノリスがアクティベートされ、新たなダンジョンに挑むことができます(入る扉は同じ。ダンジョンが入れ替わる)。


予備動力モノリスのダンジョンを進んでいくと、最初の部屋でいきなり赤いボールを放つ砲台がお出迎え。食らうとダメージなので、Xボタンのチャージソードで受け止めてから打ち返してやりましょう。


しかしただボールを跳ね返せばいいわけではありません。「謎」が用意されている部屋もあります。ここでは画面下の緑色の矢印の位置からボールを打って壁に反射させることで、砲台までの間にあるすべてのオブジェクトに当てることが条件になっています(説明はないので、プレイヤー自身が気付かなくてはなりません)。


先ほどの条件をクリアすると、レーザーを撃つオブジェクトが登場。次はこれをすべて倒すことが条件になります。


レーザー砲台を倒し終わると、部屋の中央からバンパーが出現してフィーバータイム。オブジェクトに当てても数十~数百パワーぐらいしか稼げませんが、このバンパーに当てれば一気に2万パワー稼げます。オブジェクトでちまちま稼ぐより、部屋のクリアを目指した方がいいでしょう。扉を開けられる量のパワーを持っていれば、クリアが難しい部屋をスルーするのも一つの戦略です。


オブジェクトの上に時間が表示されるのは、その時間内に壊さなければクリアにならないという意味です。壊したあと、また次の時間付きオブジェクトが出てきたりするので、結構大変です(時間内に壊せなかったらまた最初のオブジェクトからやり直し)。しかもこの部屋は時間制限がある上に、敵の攻撃が激しいです。


部屋によっては、クリアすることによって「秘密の道」が開けることもあります。そのため、「この部屋は難しいからスルー」ばかりしていると、隠しアイテムを取り逃がしてしまうことにもなります。


秘密の道の先にあったのは「ファンブレード」というチャージツール。「ボールからエネルギーを再充填できる」とありますが、ちょっと意味がわかりません。本作のアイテム説明は具体的なことが書いていないので、使ってみるしかなさそうです(ちなみに使えば分かりますが、ある条件でHP回復をします)。


回復部屋。画像の白い四角の上に立つと、HPが回復します。回復アイテムのない本作において、唯一の回復手段と言っていいでしょう。効果説明など一切なしだったので、電気の流れるダメージタイルだと思い、筆者は入りませんでした。体力が体力ですしね。


ダンジョンの奥でクリーチャーの登場。チュートリアルステージでも何度か出てきていますね。BOT-Cが施設を修復させようとしているのを快く思っていないのか、かなり腹を立てている模様。ここでは襲ってきませんが、そろそろボス戦でしょうか。


次の部屋でボス戦開始。誘導弾や、ボールを当てると爆発を引き起こすタワーなどが登場。攻撃が激しいうえ、体力はもうあとわずか。


あえなく死亡。するとクリーチャーの手につかまれ、井戸のようなとこからダンジョンの外に放り出されてしまいます。『Creature in the Well(井戸の中のクリーチャー)』のタイトルどおりですね。


歩いてダンジョンに戻らないといけませんが、死亡後はHPはちょっとしか回復しないようですね。洞窟前が村になっているので、ついでにここを探索してみましょう。


ミュータントらしきワニが経営している店がありました。ここでは装備している「コア」をレベルアップさせることができます(必要量のパワーと「古いコア」1個が必要)。それが何をもたらすのか具体的な説明はありませんが、武器などの能力に関係するようです。


ダンジョン内の回復タイルでHPを回復したのち、リベンジマッチ。今回は体力も十分あったのでそれほど苦戦せずに勝てました。奥へ行くと予備動力の電源を入れることができます。


予備動力が復活したことにより、本拠地で別のモノリスをアクティベートさせることができるようになりました。これで新たなダンジョンに挑むことができます。次はどのような戦いが待ち受けているのでしょうか。ぜひとも自身の目で確かめてみてください。

新たなジャンルに挑戦した意欲作
レトロ調の味のあるグラフィックながら、「ピンボール+ダンジョンクロール」という新たなジャンルに挑戦した本作。飛んできたボールを打ち返すという運任せ的なものでなく、剣などのチャージツールを使ってボールを保持し、打ちたいところへ打つことができるのは良いですね。ゲーム後半は時間制限ありのオブジェクトが多数出現したり、狭い隙間を狙ってのショットが要求されたりなど、精密な操作が必要になる場面も増えてきて、かなりやりごたえがあります。

難を言うと、やはり全体的な説明不足でしょうか。アイテムの効果や回復手段などの具体的な説明がないので、プレイヤー自身で気付いていくしかありません。ストーリーも断片的に提示されるだけなので、これを作品の世界観と見るかどうかで評価が分かれそうです。


それと死亡後のHP回復に関しては、わざわざダンジョン内へ回復に行かなくても、画像のように本拠地に白い回復タイルがあります。これも案外気が付きにくいですね(筆者は最初気付きませんでした)。

ピンボールに新たな可能性を与えた本作、日本語サポートもされていますので、新しいジャンルのゲームを遊びたいゲーマーや、ピンボール・ビリヤード好きのゲーマーにもオススメできる作品と言えそうです。

製品情報
『Creature in the Well』
開発・販売:Flight School Studio
対象OS:Windows
通常価格:1,520円
サポート言語:日本語、英語など全8言語
Steamストアページ:

■筆者紹介:渡辺仙州 主に中国の歴史ものを書いている作家。母は台湾人。人生の大半を中国と台湾で過ごす。中国の国立大学で9年間講師を勤め、現在台湾在住。シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、ブログ「マイナーな戦略ゲーム研究所」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。Twitterはこちら。

Game*Spark 渡辺仙州

最終更新:9/16(月) 18:00
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