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IKEAのリサーチラボ「スペース10」が考案。ブロックチェーンを活用した太陽光発電・電力売買システムとは?

9/16(月) 6:00配信

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世界各国で政府やNGO/NPOを中心に温室効果ガス削減の取り組みが進むなか、企業による取り組みも増えてきている。

スウェーデン家具大手IKEA傘下のリサーチラボ「スペース10」は、ブロックチェーンを活用した太陽光発電・シェアの仕組みを公開した。「SolarVilla」と呼ばれるこのプロジェクトは、ブロックチェーンを活用して近所の電力売買を透明性のある形で直接行うことを可能にし、第三者の介入を無くしコスト削減に繋げている。

今回は、太陽光発電の可能性と現状を俯瞰し、スペース10が考案したSolarVillaの詳細をお伝えする。

太陽光発電の威力と有用性

ユネスコとEolss社が共同出版する「Desalination and water resources」には、平均して太陽は地球の表面に年間約9万テラワットのエネルギーを供給するという結果が出されている。それに対して今日グローバル規模での年間電力消費量は、約20テラワット。

つまり、私たちが現在消費しているエネルギーは、太陽から地球の表面に到達する電力の4万分の1以下ということだ。この数の比較を図で表すと以下のようになる。別の見方をすれば、1年になんと2時間だけ太陽の電力を集めることができれば、現在の需要をすべて満たすことができることになる。

さらに太陽光発電はここ数十年の間に毎年より安くそしてより簡単になり、その急速な技術の進歩とパネルの普及はほぼ確実に続くものとみられている。

アドバイザリーファーム・ラザードが2018年11月に発表した「年間エネルギー効率化分析(LCOE バージョン12.0)」では、代替エネルギー技術、特にユーティリティ規模の太陽光および風力からの発電コストの継続的な低下を示している。

そして以下の図から分かるように、風力発電や太陽光発電のシナリオは、代替エネルギーコストとして石炭や原子力などの従来の発電のコスト範囲に限りなく近づいてきいる。

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最終更新:9/16(月) 6:00
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