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文政権vs野党・検察の攻防激化 チョ・グク氏問題で対立深まり政局緊張

9/16(月) 5:10配信

アジアプレス・ネットワーク

◆検察はチョ氏の親族逮捕

韓国政局は秋夕(旧盆)の連休が明ける16日から、チョ・ググ法相の疑惑を巡って、与野党の対立が深まるだろうと、連合通信、ハンギョレ新聞など韓国メディアが一斉に伝えている。

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チョ法相の疑惑が浮上した後の8月になって海外に出国していた親族の男性が、14日早朝に帰国。仁川空港で検察に横領容疑で逮捕された。

チョ法相と家族の不透明な投資疑惑に絡んでのことだが、検察はこの男性を、チョ法相の妻らが出資した私募ファンド運用会社の実質的なオーナーと見ている。

検察は15日に、チョ法相の妻の弟も私募ファンドに関連する嫌疑で任意で呼び調査した。連休明けの16日以降、検察が新たに関連者拘束に乗り出すか注目されている。

検察の攻勢の一方、チョ法相は14日に釜山を訪れ、検察の上司によるパワハラに苦しんで2016年5月に自殺したキム・ホンヨン元検事の墓に参った。メディアの前でチョ法相は、検察組織文化、内部教育、昇進制度を変えていくと述べ、「検察改革」を進める姿勢をアピールした。

◆保守系野党はチョ法相罷免求める構え
韓国では、今週から定期国会の日程が本格化する。保守系野党はチョ法相の疑惑が深まったとして、法相罷免を訴えて攻勢に出ると見られる。

第一野党の自由韓国党は、連休中の14日に黄教安(ファン・ギョアン)代表が、ソウル駅で「チョ・ググ任命撤回」のプラカードを掲げて一人デモを行うパフォーマンス。第2野党の正しい未来党は、13日にソウル中心部の光化門で、チョ法相任命撤回を求めてロウソク集会を開いた。

一方、与党の共に民主党は、検察・司法改革と、文大統領がチョ法相の娘の大学不正入学疑惑が浮上した時に言及した大学入試制度改善、経済問題を前面に立てて、国会運営の主導権を取る戦略だと見られる。

チョ法相の疑惑に対しては、文政権発足時に分厚い支持層がいた20代の失望が大きい。

韓国放送公社(KBS)が韓国リサーチに依頼して9月10、11日に実施した世論調査では、チョ氏の法相任命に対し、20代は肯定的評価が30.4%、否定的評価は42.7%という結果が出ている。

チョ氏の法相任命に反対する集会が8月末からソウル大学、高麗大学で相次いで行われたが、延世大学でも19日に集会開催される予定だ。(カン・ジウォン)

最終更新:9/16(月) 9:44
アジアプレス・ネットワーク

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