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味の素 社会課題解決に「勝ち飯」 自治体、流通と連携し拡散

9/16(月) 3:47配信

食品新聞

味の素グループは、事業を通じた社会課題の解決に取り組み、社会・地域と共有する価値を創造することで成長につなげる取り組みをASV(Ajinomoto Group Shared Value)と呼んでいる。社会課題にはシニア層の健康問題や、中高年男性の肥満と若年女性の痩せ、地域の食生活などが挙げられ、これらを事業活動を通じて解決。その一環でトップアスリートの栄養管理の観点から考えられた「勝ち飯」をASVと連動させ、一般の生活者にも提案。これを自治体と連携した営業活動として展開している。この取り組みを食品事業本部営業企画部営業政策グループの永井敦美シニアマネージャーに聞いた。

31都道府県で行政連携

「全国の自治体は、各エリアの社会課題解決や産業振興に力を入れており、これに“勝ち飯”がコラボすれば、自治体が売りたい食材を情報発信でき、地元の食材で栄養バランスがとれた献立により生活者の食卓はより豊かになる」と永井シニアマネージャー。イベント開催でも、「行政単独のイベント(例えば健康セミナー)では特定の人しか集まらない。しかも参加者は高齢者ばかりだが、“勝ち飯”とコラボすることで幅広く、地域に密着した情報発信ができる」と自治体とのコラボの利点を強調。しかも「活動がマスコミに取り上げられることで地域も活性化し、この枠組みを通じて流通との連携もでき、店頭で生活者に商品を提供できる」と指摘する。

同社は、ASV活動をステージを分けて取り組んでいる。「ステージ1」では、行政の窓口を訪問し課題を抽出。「ステージ2」は、行政と連携し施策を展開。「ステージ3」は、行政連携施策を流通で展開。そして「ステージ4」では、行政・流通連携施策をメディア誘致により広く生活者にアピールし、段階を踏むことでステップアップを図っている。

「イベントや講演会だけでは、出席者にしか情報が届かないが、この施策を流通で展開すればイベントをフックに店頭で“勝ち飯”フェアが展開でき、その場でレシピを提供すれば来店者に情報が届き、その様子が報道されればケタ違いの生活者にアピールできる」とし「より多くの行政、流通、メディアを巻き込むことがゴール」と言う。

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最終更新:9/16(月) 3:47
食品新聞

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