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チョコ習慣化のカギは「健康」 欧米並み消費めざす

9/16(月) 20:03配信

日本食糧新聞

チョコレート市場は、「チョコレート喫食の習慣化」を深掘りする。近年のチョコ市場は、消費者の健康志向を背景に、カカオ豆が持つ機能を活用し、エビデンスに基づく価値を訴求し、市場を拡大してきた。全日本菓子協会と日本チョコレート・ココア協会が公表している日本人1人当たりの年間消費量は、1987年の1.42kgから2017年に2.16kgとなり約30年で740g増加した。次のマイルストーンである3kg台へ乗せるまでの時間に30年かかると考える関係者は少ない。

明治の萩原秀和カカオマーケティング部長は、秋季商品説明会で、健康志向チョコのさらなる拡大を目指す方針を示した。「チョコレート効果」で、健康チョコ市場をけん引する同社に、「オリゴスマート」という2本目の柱が誕生した。

同社独自技術による「糖として吸収されないオリゴ糖」を活用した「オリゴスマート」と「チョコレート効果」で健康の維持増進に対し継続的に摂取することの重要性を発信し、健康チョコの摂取の習慣化につなげる。

江崎グリコも、質の高い睡眠をサポートする機能をチョコで初提案し、就寝前の喫食シーンを新たに開拓し市場の拡大を図る。機能性表示食品「メンタルバランスチョコレートGABA フォースリープ〈まろやかミルク〉」を発売した。

発表会で、奥山真司常務執行役員マーケティング本部長は、イノベーションを通して、嗜好(しこう)食品企業から日常必需食品企業へ変革を遂げ、生活者の毎日の課題解決に応えると宣言した。

萩原部長、奥山本部長ともに、共通するのは、現在の1人当たりの消費量である2kgを欧米並みの10kg台までに早期に引き上げるとの思いだ。そのために鍵となるのが、「チョコ喫食の習慣化」であり、習慣化のためには、「健康」というベネフィットが不可欠となる。

セグメントの壁を越えブランドを融合させ、間口を拡大する動きも活発化している。ロッテは、統合による相乗効果の発揮を加速。「ガーナ」「ラミー」「ZERO」の3ブランドで菓子とアイスのコラボレーションを拡大しブランド強化につなげ、相互のカテゴリーで間口拡大を図る。

「ガーナ」は、10月に「生ガーナ」を発売すると同時にチョコカップアイス「ガーナとけ合う二つのショコラ」を発売。「ZERO」ブランドは、9月30日に、アイスとのコラボ商品として「ZERO チョコバー」「同アイスケーキ」を発売。洋酒チョコの「ラミー」「バッカス」は、「ラミー」ブランドで9月にアイスでコラボ商品「ラミーチョコアイス」を発売。明治も「オリゴスマート」のアイスカテゴリーの商品を発売。

日本食糧新聞社

最終更新:9/16(月) 20:03
日本食糧新聞

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