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秋バテ解消!「朝のすっきり起き」のために保護者ができることは?

9/16(月) 12:21配信

ベネッセ 教育情報サイト

秋はお子様が行事などで忙しくなる時期。夜更かしや疲れから朝すっきり起きられない日が続くこともありそうですね。無理やり起こすと機嫌が悪くなり毎朝喧嘩…となることも多い思春期の子どもの「朝のすっきり起き」のために保護者ができることはあるのでしょうか? 調布・銀座・青山にスリープクリニックを開院している遠藤拓郎先生にお話をうかがいました。

起こすときはまず朝の光を部屋にたくさん取り入れる

高校生は、友達と交流したり趣味に打ち込んだり、好きなこと・やりたいことが幅広くなってくる年代です。毎日、勉強や部活で忙しく帰宅時間も遅い高校生は、好きなことを始めるのは夜遅い時間になりがちです。ゲームやSNSなど好きなことをしていると、人の脳からドーパミンが出てきます。それが眠気を忘れさせ、夜遅くまで夢中にさせてしまう原因ともなってしまいます。
しかも高校生は、体力に加えて、しっかり眠ることができる睡眠力もあります。眠る力が強すぎるため、起きるのが苦手という子どもも多いようです。保護者が朝起こしてもなかなか起きないのはそのせいなのです。

そんな高校生の起こし方としておすすめは、大声で起こすよりも、朝の光をたっぷり浴びられるように、カーテンを全開にすること。朝すっきり起きるために大切なのは日の光を浴びることです。人の体には体内時計があります。この体内時計は1日25時間にセットされています。でも、地球の時間は1日24時間。放っておくと、毎日少しずつ時間が遅れてしまいますが、光を浴びることで遅れを補正することができるのです。

大事なのは、早寝・早起き・朝ごはん

また、朝ごはんを抜きにしてまでギリギリ寝ているケースもあります。
朝の光を浴びるだけではなく、朝ごはんを食べることも、「朝すっきり起き」には欠かせません。朝ごはんは、栄養バランスよく食べられればよりよいですが、まずはきちんと摂ることが大事。毎日同じ時間に食事をすると、その時間にお腹が空くようになります。これが生活リズムにも効果的なのです。また、これから活動するというときに、エネルギーが切れてしまっては活動に支障が出てしまいます。起床と合わせて、朝ごはんもきちんと摂るよう心がけることは、朝寝坊の習慣から脱するひとつの方法でもあります。
小学生の時には心がけていた基本的な「早寝早起き朝ごはん」も、お子様が中学生・高校生と成長するにつれ少しルーズになっていた、というご家庭はこの機会に見直してはいかがでしょうか。

人間の体内時計は、癖がつきやすいので、毎日同じ時間に光を浴びて、起きることで、習慣となり、固定化してきます。まずは、日の光によって体内時計に今より早くに起きる癖をつけさせることです。自然と朝すっきり起きられる習慣がついていくことでしょう。

参考:「合格を勝ち取る睡眠法」遠藤拓郎・著(PHP新書)

プロフィール
監修:東京睡眠医学センター長 遠藤拓郎

医師 医学博士 精神保健指定医 睡眠医療認定医師 精神科専門医
調布・銀座・青山にスリープクリニックを開院し院長を務める。親子3代に渡り90年睡眠研究に携わる、睡眠医療の世界的権威。快眠グッズや睡眠関連の著作も多数。
http://www.sleepmedicine-tokyo.com/

※この記事は「ベネッセ教育情報サイト」で過去に公開されたものです。

最終更新:9/16(月) 12:21
ベネッセ 教育情報サイト

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