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【コラム】ソルハイムカップ、欧州Vを決めたペターセンが有終の美「引退します」

9/16(月) 11:08配信

my caddie

 2年に1度欧米がチーム戦で激突する女子版ライダーカップ、ソルハイムカップ。3連覇を狙ったアメリカの前に立ちはだかったのは38歳のベテラン、スーザン・ペターソン(ノルウェー)だった。

【動画】欧州選抜が勝利した瞬間 ペターセンは現役引退を発表

 最終日のシングルス(12マッチ)は1マッチを残して両チームともに13.5ポイントで並ぶ大接戦。最後に残ったペターソン対マリナ・アレックスの対決ですべてが決まることに。だが両者一歩も譲らず17ホール目までオールスクエア、勝敗は18番パー5に持ち越された。

 スコットランドの名門グレンイーグルズPGAセンテナリーコースを埋め尽くしたファンが固唾をのんで見守るなか、3打目で約4.5メートルにつけたアレックスのバーディトライが外れ、あとはペターソンが約2.4メートルを決めバーディなら欧州選抜が勝利、外せば引き分けだがカップは前回覇者のアメリカチームの手元に残る。

 緊迫の瞬間。しかし「ツアー1強気」といわれるペターソンはひるまなかった。淀みないストロークで放った1打はカップの真ん中に吸い込まれた。膝を折り曲げパターを握りしめたまま両手を天に突き上げガッツポーズをしたペターソンのもとにチームメイトが駆け寄る。

「これ以上ない結末! 僅差を制して歴史を作ることができたわ」と興奮を隠せないペターセン。米チームを3大会連続でキャプテンとして引っ張ったジュリー・インクスターも「ソルハイムカップが最後のグリーン上までもつれて勝敗が決まった、なんてことは今まで一度もなかった。それを彼女はやってのけた。素晴らしいパットだったわ」と敬意を表した。

 各チーム12名のうち欧州は4名がキャプテン推薦。カトリオーナ・マシューキャプテンは子供が生まれてから3日間大会のみに出場し、子育てを優先させてきたペターソンをあえてチームのメンバーに加えた。「経験豊富な彼女がチームの支柱になってくれると信じている」と語り、実際ペターソンは見事にその役割を果たした。

「これが最後のソルハイムカップ。スコットランド(ホーム)の人々にこの姿を見せられて良かった」というペターソンから驚きの言葉が飛び出したのはそのあと。

「プロゴルファーとしてのキャリアもこれで終わり。やりきりました。こんなに素晴らしい終わり方ってないでしょ?」と現役引退を表明したのだ。

 宮里藍氏が現役時代、ペターソンは最強のライバルだった。 小技の名手と稀代の飛ばし屋の勝負は宮里の方がわずかに分が良かった。たとえば10年のホンダLPGAタイランドでは最終日を6打のリードで迎えながらペターソンは宮里に大逆転されV逸。宮里が開幕戦を制しツアー2勝目を挙げている。

 宮里に続きペターソンもキャリアを閉じることになるとは、時代の波を感じずにはいられない。

最終更新:9/16(月) 11:10
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