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原宿・竹下通り発 80年代にタレントショップとファンシーグッズが全国に広まった理由

9/16(月) 19:30配信

アーバン ライフ メトロ

平成の最初の頃の竹下通りは凄かった

 私(山下メロ。平成文化研究家)は平成の文化を「平成レトロ」と呼び、特に現在と大きく文化が異なった平成初期を専門的に研究しています。1989(平成元)年の頃はちょうどバブル絶頂期で、都内に新しい名所が次々と誕生しました。さっそく、そんな平成初期に盛り上がっていた東京を見ていきましょう。

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 今回は原宿・竹下通りを振り返りたいと思います。原宿は長い間ファッションの発信地として人気のスポットですが、平成の最初の頃には観光地となっていました。今でも竹下通りは平日の昼間でも人がたくさんいますが、当時は歩けないほどの大混雑だったのです。

ローマ字で「HARAJUKU」と書かれた商品

 現在の竹下通りには「原宿」と書かれたTシャツや、外国人観光客向けの「JAPAN」と書かれたアイテムを売っているお店があります。しかし当時の原宿は今よりもっと土産専門店がありました。

 当時観光地で流行していた「ファンシー絵みやげ」と同様に、ローマ字で「HARAJUKU」と書かれた商品を売っており、原宿は観光地化していたのです。しかし、「そこでしか買えないもの」として地方に持ち帰ると喜ばれた本当の「原宿みやげ」は、ファンシー絵みやげでなく、芸能人によるタレントショップで売られていた商品でした。

人気テレビタレントがこぞって出店

 竹下通りに多数あったタレントショップは、所ジョージさんの「TOKORO'S」、田代まさしさんの「MARCY'S」、山田邦子さんの「KUNY」、酒井法子さんの「ノリピーハウス」とんねるずの「バレンタインハウス」など、挙げたらキリがありません。バブル景気の中、当時の人気テレビタレントがこぞってショップを出店・運営していたのです。

 それらタレントショップで売られていた商品は、かつて商店街などに存在したキャラクター文具などを扱うファンシーショップや観光地のファンシー絵みやげと同じように、実用的な商品にタレントをデフォルメしたイラストをプリントしたものが主流でした。

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最終更新:9/16(月) 20:54
アーバン ライフ メトロ

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