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審判員まだまだ現役 東山野球協会 千葉照吉さん(80) 際どいプレーに「醍醐味」【岩手】

9/16(月) 9:37配信

岩手日日新聞社

 東山野球協会の千葉照吉さん(80)=一関市東山町長坂=は、現役で活躍する日本軟式野球連盟の公認審判員。傘寿を迎え、加齢による気力、体力の衰えはあるが、これまで積み重ねてきた経験でカバーし、一つ一つのプレーを的確に判定する。審判員の世界も後継者不足が課題だが、年長者として若い世代のサポートにも意欲的だ。

 千葉さんは同町生まれ。社会人になってから宮城県気仙沼市で野球を始め、地元にUターンしてからも主に外野手として朝野球でプレーした。

 1971年、32歳の時に仲間に誘われて公認審判員の資格を取得。40歳まではプレーを続けていたが、選手としての限界を感じ、審判員の道に進んだ。

 審判員について千葉さんは「一つ一つのプレーを判定するのは審判員しかできない。審判員を務める以上、判定は正確と素早さに加え、はっきりと伝えることが重要」とし、「際どいプレーの判定こそ醍醐味(だいごみ)」と語る。

 球審は10年以上やっていないが、塁審を学童、少年野球などで年間10試合以上務める。進塁打や長打の場面で他の塁審の動きを見ながら位置取りし、外野へ走ることもあるため、判定技術に加え体力も求められる。

 県野球協会によると、80歳以上の審判員は県内に14人いるが、現役で試合でジャッジしているのは千葉さんを含め2人だけ。菊池徳男理事長(67)は「80歳以上で審判をやっているのは珍しい。経験で培った技術で体力の衰えをカバーしている」とたたえる。

 少子化が進み、野球に関わる若者が少なくなる中、千葉さんは「若い世代の活躍の場を奪うつもりはないが、体が動くうちは若い人たちをサポートしていきたい」と意気込んでいる。

最終更新:9/16(月) 9:37
岩手日日新聞社

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