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【私が選ぶCL歴代最強チーム】ドイツ史上初の偉業…ハインケスの天下無双バイエルン

9/16(月) 17:02配信

GOAL

チャンピオンズリーグの開幕に先立ち、『Goal』では歴代最強チームをご紹介。大会史上「最も強かった」と思うチームを回顧していく。第2弾はブンデスリーガのクラブで初めて3冠を成し遂げた2012-13シーズンのバイエルン・ミュンヘンだ。
(文=遠藤孝輔)

多くの金字塔を打ち立てた伝説のチーム

 最強チームとして称揚したいのは、2012-13シーズンのバイエルンだ。前シーズンにブンデスリーガ2位、DFBポカールとチャンピオンズリーグ(CL)準優勝という“準3冠”に終わっていたドイツの盟主は、その悔しさを糧にして隙のないグループを作り上げた。国内リーグでは開幕から一度も首位の座を譲らずに、3シーズンぶりの覇権奪還に成功。DFBポカールでは決勝でシュツットガルトに3-2の勝利を収めた。そして、CLでは並み居る強豪を寄せ付けない快進撃を謳歌。見事に12シーズンぶりの欧州制覇を成し遂げた。

 圧倒的な強さを裏付ける金字塔は少なくない。ドイツ国内では当時の最速優勝(第28節終了時点)をはじめ、最多勝点(91)、最多勝利(29)、最少失点(18)などのリーグレコードを更新。CLではその無双ぶりを上回るインパクトを残した。グループステージで伏兵のBATEボリソフ、ラウンド16のセカンドレグでアーセナルに黒星を喫したものの、準々決勝でユヴェントスにホームとアウェーでそれぞれ2-0の完勝。そして、なによりバルセロナとの準決勝だ。ホームで4-0、アウェーで3-0の大勝を収め、優勝候補の筆頭を完膚なきまでに叩きのめしたのだ。現行のCLにおいて、準決勝で7点差の勝利を収めたチームなど他に存在しない。12-13シーズンのバイエルンを「最強」に推す大きな理由の一つだ。

 史上初のドイツ勢対決となった決勝では、ドルトムントとハイレベルな攻防を繰り広げた末に2-1と競り勝ち、聖地ウェンブリーでビッグイヤーを掲げた。この歴史的な一戦で値千金の決勝点を奪ったのはアリエン・ロッベンだが、悲願の3冠達成に最も貢献した選手を挙げるなら、フランク・リベリを置いてほかにいないだろう。当時30歳と脂が乗り切っていた稀代のウインガーは、抜群のキープでタメを作れば、鋭いドリブル突破を仕掛けるなどして攻撃を牽引。独りよがりなプレーには走らずに、周囲を活かしながら自らも輝いた。13年のバロンドールに選ばれなかったのは不運でしかない(従来の記者投票だけなら1位だったが、各国代表の監督と主将による票がメッシやC・ロナウドに集まった)。

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最終更新:9/16(月) 17:02
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