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トランプ大統領「金委員長と年内会談も可能」…第3回朝米首脳会談に拍車かけるか

9/16(月) 12:00配信

ハンギョレ新聞

ボルトン補佐官更迭後、「リビアモデル発言で深刻な支障を来たした」 北朝鮮の「9月下旬の対話」提案以降、対話ムードづくりの発言続く 来年の大統領選挙を控え、緊張高めるのを避けると同時に核談判が必要 米財務部、北朝鮮のハッカー集団3つの制裁を発表…制裁の維持を確認 

 ドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と年内に3回目の首脳会談を行う可能性に肯定的な態度を示すなど、連日、北朝鮮に宥和的なメッセージを送っている。米国に「新たな計算法」を要求し、今月下旬の朝米実務交渉の開催の用意があることを明らかにした北朝鮮が、いかに反応するかに注目が集まっている。

 トランプ大統領は12日(現地時間)、ホワイトハウスで「今年、金正恩委員長に会う予定か」という記者団の質問に対し、「ある時点ではそうだ」(At some point、yes)と答えた。さらに「確かに、彼らは会うことを望んでいる」とし、「それはこれから起きることだと思う。見守ってみよう」と述べた。

 年内に3回目の朝米首脳会談の開催もあり得るというトランプ大統領の返答は、「スーパータカ派」のジョン・ボルトン前国家安保担当大統領補佐官の更迭直後に出たという点で、さらに注目される。トランプ大統領は、ボルトン前補佐官の更迭翌日の11日、ホワイトハウスで「ボルトン前補佐官の後任に誰が有力か」という記者団の質問に対し、「5人がそのポストを希望している」と答えた後、質問にはなかったボルトン前補佐官の昨年の「リビアモデル」発言を取り上げて彼を非難した。

 トランプ大統領は「ボルトンがリビアモデルについて発言したことで、(北朝鮮との協議で)深刻に支障をきたした。彼はミスをした」とし、「彼がリビアモデルに触れた直後、(私は)『これは災難だ』と言った。彼は『カダフィ大佐に何が起きたかを見ろ』と言って、それを北朝鮮との合意に活用しようとした。ボルトンの発言の後に行われた金委員長の発言について、私は非難しない」と述べた。ジョン・ボルトン前補佐官は昨年5月、北朝鮮の非核化方式として「先に核を放棄してから、後で相応の措置を取る」という内容のリビアモデルを主張し、北朝鮮の激しい反発を買った。リビアの指導者だったカダフィ大佐は2003年に核放棄を宣言し、翌年、核関連装備を米国に全て譲渡したが、2011年に権力の座から退いた後、反乱軍に射殺された。トランプ大統領はボルトン前補佐官を公に批判する一方、「北朝鮮は途方もない潜在力がある」と繰り返し強調した。

 このような発言は今月9日、北朝鮮のチェ・ソンヒ外務省第1次官が今月下旬に米国と実務交渉を再開する意思があると明らかにした後に出たものだ。トランプ大統領は、チェ次官談話の直後、「会うのはいいことだ」と述べるなど、北朝鮮との対話再開に向けたムードづくりに力を入れている。ボルトン前補佐官の更迭は、多くの対外政策をめぐり意見の衝突が積み重なったためだが、トランプ大統領はこれを朝米対話再開の潤滑油として活用しようとする様子だ。トランプ大統領は来年の大統領選挙を控え、外交分野における成果のために朝米関係で緊張の高まりを防止し、首脳間の核談判を図らなければならない立場だ。トランプ大統領にとって北朝鮮との交渉は、金正恩委員長と信頼関係を保っている点で、イランやアフガニスタン、ベネズエラなどに比べて統制の可能性も比較的に高い。

 3回目の首脳会談を含め、朝米間の対話が成功するかどうかは、非核化-相応措置について両方がどのようなプレゼントを用意するかにかかっている。トランプ大統領は12日、北朝鮮が「新たな計算法」を要求したことについて、「見守ってみよう」と即答を避けた。このような中、米財務省外国資産管理室(OFAC)は13日、セキュリティ業界で「ラザルスグループ」や「ブルーノロフ」、「アンダリエル」と呼ばれる北朝鮮の3つのハッカー集団を制裁すると発表し、対話の努力と同時に北朝鮮への制裁も維持されていることを再確認した。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9/16(月) 12:00
ハンギョレ新聞

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