ここから本文です

海外勢、能登路で出合う日本を満喫 ツール・ド・のと2日目

9/16(月) 1:28配信

北國新聞社

 ひゃくまん穀(ごく)プレゼンツ第31回ツール・ド・のと400(同実行委員会、北國新聞社主催)は2日目の15日、輪島市から海沿いを通って七尾市和倉温泉までの162キロで行われ、485人が自然と歴史が織りなす景観を楽しみながらペダルをこいだ。「来てくれてありがとう」。沿道には手書きのカードを掲げて応援に立つ住民もおり、疾走の達成感と奥能登の人情が参加者の胸を熱くした。

 今大会は海外から過去最多の19人がエントリーし、この日は全員が走った。珠洲市内では各地で秋祭りが重なり、「トントコトン」と太鼓の音色が響く中、法被姿の住民が力走する参加者を拍手でたたえ、海外勢もキリコや山車を眺めて日本文化に親しんだ。

 台湾から16人、中国から3人が参加した。初めて能登路を走った陸宜人さん(50)=台北市=はキリコの脇を駆け抜け、「すごく渋くて、古き良き祭りに思えた。もっと日本の文化を知りたい」と目を細めた。

 祭りの準備や片付けをしていた地元住民も作業の手を止め、快走する参加者に笑顔で手を振った。台湾ではサイクリングの人気が高く、陳矩容さん(36)=同=は「まちの人たちに『頑張って』と言われて人の温かさを感じた。次は友人を誘って、この大会を広めたい」と笑みを浮かべた。

 重政靖之さん(65)=珠洲市馬緤町=は第1回大会から自宅前で応援を続けてきた。この日も椅子を出して家族11人で声援を送り、「外国人にも昔ながらの塩田の風景を見てもらい、珠洲ファンが増えればいい。交流人口の拡大にもつながるだろう」と期待した。

 金沢医科大病院のドクターカーには公立穴水総合病院の医師や看護師が乗り、参加者の体調に留意した。

北國新聞社

最終更新:9/16(月) 1:28
北國新聞社

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事