ここから本文です

横田基地「友好祭」に14万人、テーマパーク級の盛況 これも在日米軍の風景、周辺住民との相互理解は…

9/18(水) 7:02配信

withnews

在日米軍の司令部がある横田基地で9月にある"Friendship Festival(友好祭)"には、毎年10数万もの人々が訪れます。東京近郊で米軍の様々な航空機が見られるとあって、在日米軍基地のお祭りの中では最大規模。この9月中旬、各地が抱える基地問題の悩ましさとは対照的な盛況ぶりを取材してきました。(朝日新聞編集委員・藤田直央)

【写真】オスプレイに行列・グローバルホークなど約40機 横田基地友好祭の主役、米軍航空機ずらっと

滑走路に約40の航空機

薄雲が広がる9月14日の土曜日の午前8時ごろ、福生市など東京都の5市1町にまたがる米軍横田基地に入りました。報道陣用のバスを降りて少し歩くと滑走路が広がり、米軍機を中心に各地から集まった輸送機や戦闘機、ヘリコプターなど約40機が並んでいました。約3.3キロの滑走路の一部が友好祭の会場です。

報道陣は一般来場者より早く着き、まず注目のRQ4(グローバルホーク)の展示へ。航空自衛隊も導入を予定する、高高度で長時間飛べる無人偵察機です。米空軍がふだん配備するグアムの天気が悪くなる夏から秋にかけ、横田基地に一時配備されています。

グローバルホークの説明役は、地上から操る資格を持つジョン・ライト少佐。日本文化を勉強中とのことで、最初は日本語で「みなさんおはようございます。お忙しいなかお越しいただきありがとうございました。横田空軍基地にようこそ」と挨拶しました。

これまでの活動例として被災地を撮影した東日本大震災を挙げ、「RQ4は静かで安全です。一時配備への日本の理解に感謝しています」と強調。ただ、任務や性能に関する突っ込んだ質問への答えはそばにいる文民の広報担当に割り込まれ、控えめでした。

とにかく気さくな兵士たち

その後はひとりで滑走路を歩いて「米軍機めぐり」をしましたが、兵士たちはとにかく気さくでした。

グローバルホークの隣にあったのが、海上救難や潜水艦捜索を担う米海軍のP8A。4月に空自の最新鋭戦闘機F35Aが太平洋に墜落した時、米軍三沢基地から捜索に協力した新鋭の哨戒偵察機です。先ほど文民の広報担当には兵士に個別に質問しないようクギを刺されていたのですが、P8A整備担当の女性に挨拶すると"Any question?"と言われ戸惑いました。

その隣には米空軍の空中給油・輸送機KC135。私は9年前の沖縄勤務時に米軍の演習に同行して嘉手納基地から飛び立ち、東シナ海上空で戦闘機F15に給油する様子を取材したことがあります。懐かしさで立ち寄るとタラップから機内へと勧められ、ホース状の給油口を操作する機内後部も9年前と同じようにのぞけました。

沖縄といえば、米軍普天間飛行場からは海兵隊の大型輸送ヘリCH53Eが来ていました。8月にまた窓の落下事故があって飛行を再開したばかりです。その先には新型輸送機オスプレイ。普天間のMV22と違い横田基地配備の空軍のCV22ですが、この頃にはもう一般客も入っており、早速長い列ができていました。普天間でも横田でも配備への懸念が周辺住民にあることを思うと、複雑でした。

1/3ページ

最終更新:9/18(水) 9:59
withnews

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事