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詳細レビュー「iPhone 11」がProよりも“買い”であるこれだけの理由

9/17(火) 20:00配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

今年のiPhoneは買いなのか? 毎年聞かれる疑問だが、今回については「かなりオススメ」とまず答えておきたい。

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日常での使い勝手をあげるアップデートが行われたために、購入した多くの人が利点を感じられるだろうこと、2018年よりも若干だが価格が下がったこと、そして、iPhone XRの後継機といえる「iPhone 11」のコストパフォーマンスがぐっと上がったことが理由だ。

iPhone 11とiPhone 11 Pro Maxの実機を使い、価値の本質がどこにあるのか? 11とProを選ぶポイントはどこなのかを考えてみた。

迫力の「超広角」撮影。Proとの違いは「望遠」の有無

iPhone 11の最大の魅力は「写真」だ。

論より証拠。まずは次の3つの写真をごらんいただきたい。これは、iPhone 11 Pro Maxの3つのカメラをつかって撮影した写真だ。

iPhone XSまでは、35mm換算で26mmと52mmのカメラが使われており、2番目と3番目だけが撮影できた。しかし、最新世代の「iPhone 11 Pro Max」では「13mm」の超広角カメラが追加されたので、こんな風にバンと開けた風景を撮影することができるようになった。

サンプルをもうひとつ。

以下は、横浜・桜木町の夕方の風景。iPhone 11で撮影したが、13mmが追加されたことで広がりのある風景を撮れるようになった。

こちらはより広がり感がわかるんじゃないだろうか。

iPhone 11は13mmと26mm、iPhone 11 Pro(およびPro Max)は13mm・26mm・52mmのカメラを搭載している。13mmと26mmは、双方の機種とも同じカメラモジュールを採用しているので、「使い勝手も同じ」と考えていい。

応用範囲の広い「超広角」、カメラ知識不要の簡単さがポイント

カメラといえばズーム性能、という印象が強い人も多いかもしれない。だが日常生活の中では、実際には「広角性能」が求められる場面が多い。

記念写真を撮ろうとして入りきれずに後ろに下がっていくとか、料理の写真を撮ろうとして入りきれずにのけぞって写真を撮るとか、そういう経験は誰にでもあるはずだ。これらは撮影できる画角が狭いから起きていること。広角レンズがあれば解決できる。

今回のiPhone 11では、どちらの機種を買っても、そういうトラブルを回避できるのだ。

最近のスマートフォンでは、「自撮り」ニーズの拡大もあり、広角性能が重視される傾向にある。iPhoneが「超広角」を打ち出すのは、ある意味で「後追い」といえる。他社が16mm前後であるのに対し、13mmとさらに「超広角」に攻めてきた。

ただ、そこが大きな差別化点か、といわれるとそうではない、と思う。

では差別化点はなにか? 「使い勝手」だ。

カメラの知識がある人にはどうということもないことだが、ほとんどの人にとって、「画角に応じてカメラを切り換える」といっても、その作業はピンと来ないものだ。ズームは「拡大」だとわかるが、「超広角」となると、まだ体験したことがない人の方が多いのではないだろうか。

一般的なカメラに「超広角」がないのは、レンズが暗くなり、周辺歪みが大きくなるからだ。一眼レフカメラ用のレンズにはあるが、それらも使い方を知っていないと撮影しづらいものだ。

スマホのカメラは、撮影後に内部で明るさや歪みを補正し、最終的な写真にする。だから、超広角が組み込まれても比較的扱いやすい。とはいえ、一般的にはスマホでも「超広角」を使う場合にはいろいろと気を遣う部分もある。

たとえば、「歪み補正」にモード切り替えが存在していたり、超広角と他のモードでは撮影できる写真の解像度設定が変わったりする機種すらある。

iPhone 11の良さは、そういう難しいことが一切ないことだ。

表面上は「0.5x(13mm)」「1x(26mm)」「2x(52mm、iPhone 11 Proのみ)」という表記だけで、切り替えもワンタッチ。画像解像度も変わらないし、歪みが増える感じもない。色の一貫性も保たれている。動画撮影中に切り換えることもできるので、ちょっとしたエフェクトのように扱うことだってできる。

iPhoneのカメラは、他社のものに比べ設定が少ない。それが不満、という声もあるが、その場合にはサードパーティー製カメラアプリを使えばいい。「誰でも新機能の美点をすぐに享受できる」のがiPhoneの利点であり、今回もその方針に変わりはない。

これらのこだわりはとてもマニアックなもので、スペック表だけを見てもわからない。

なぜアップルがここにこだわるのか? おそらくは「これまでiPhoneを使っていた人が、まったく戸惑うことなく使えるように」ということなんだろう。

誰でも使える、特にiPhoneユーザーに違和感なく新機能を使ってもらえることが、顧客満足度となって帰って来る……アップルはそんな風に考えているのではないか。

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最終更新:9/18(水) 7:01
BUSINESS INSIDER JAPAN

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