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【秋場所】嘉風 まさかの引退理由…地元PRの渓流下り中に負傷

9/17(火) 11:37配信

東スポWeb

 まさかの理由だった。大相撲秋場所9日目の16日、現役を退いた元関脇嘉風の中村親方(37=尾車)が都内で引退会見を行った。6月に故郷の大分・佐伯市で行われた部屋の合宿中に右ヒザを負傷。その後は復帰を目指してリハビリに励んでいたが、回復のメドが立たずに5日目の12日に引退届を提出した。その中村親方が会見で明かした引退に至る経緯は衝撃的なものだった。

「あまり言いたくないんですが…。(負傷したのは)土俵の上ではなくて。佐伯市が企画した合宿の中で、地元をPRする目的で『キャニオニング』という渓流下りを行っている最中に右ヒザをケガしてしまって、病院に運ばれた。腓骨神経まひで、装具をつけなければ歩行することも難しい。非常に残念ですが、土俵に立つことが厳しいと実感した」

 力士の引退は年齢による衰えをはじめ、本場所の取組や稽古中のケガが引き金になるケースが大半。土俵外での負傷が理由で引退を余儀なくされるのは極めて異例だ。しかも、地元を盛り上げるための行動が裏目に出た格好。本人にとっても、完全に想定外だったに違いない。今後は普通の日常生活を送れるように手術を受ける可能性もあるという。

 現役時代は三賞10回、金星8個を獲得。常に真っ向勝負の激しい相撲でファンを魅了した中村親方は「ゆくゆくは自分の部屋を持つ理想を持っていたけど、今はリハビリ中だし、そういう気持ちになれない。悔いしかない。相撲は人生そのものだったので残念」と無念の思いを口にした。その悔しさを晴らすためにも、今後の指導者としての成功を願うばかりだ。

最終更新:9/17(火) 11:39
東スポWeb

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