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巨人・菅野が再び登録抹消 腰以外にも“欠陥”が

9/17(火) 16:34配信

東スポWeb

 優勝目前にまさかの暗雲だ。巨人は16日の阪神戦(東京ドーム)を前に腰痛を抱えるエース・菅野智之(29)の出場選手登録を抹消した。宮本投手総合コーチは「ペナント中はきつい。次はCSになると思う」と見方を示しており、レギュラーシーズン中の復帰登板は絶望的だ。今季11勝を挙げたが、防御率3・89は過去最悪。チーム内では「腰さえ治れば」との声がある一方で、腰以外の“欠陥”も指摘されている。

 やはり10日で治るような状態ではなかったということだろう。宮本投手総合コーチは菅野の復帰時期に関して「ペナント中はきついかな。次はCSになると思います」との見立て。復帰後の起用方針についても「どういった使い方になるかは彼が万全にならないと分からない。彼の責任感からすると何かしら貢献したい気持ちになるだろうし…。その状況を見て」と明言を避けた。

 菅野は4日の中日戦で下半身の異変から緊急降板し、翌5日に出場選手登録を抹消された。原因は開幕当初から抱えている腰痛だったが、最短の10日間で復帰。早速15日の阪神戦に先発した。しかし、初回こそ三者凡退に抑えるも2回以降はボールが高めに浮き、球速は上がらない。2回に1失点、4回に3失点すると自ら降板を申し出た。試合後に「不本意ではあるが、チームに迷惑をかけている。迷惑をこれ以上かけられない。しっかりした形でまたマウンドに上がれるように最善を尽くします」と話していた菅野は一夜明けて戦列を離れることになった。

 この日は1―2で敗れたが、マジック対象チームのDeNAも敗れたため優勝マジックは1つ減って4になった。リーグVは決定的で、菅野の復帰は最速でも10月9日のCSファイナル初戦となる見込み。この約3週間で腰のコンディションを整えることが急務となるが、チーム内には「それだけで本来の投球に戻るのは難しいのでは」との声もある。

 どういうことか? チーム関係者の間でささやかれているのが投球フォームだ。「腰の動きにキレがないのに無理に球速や変化を出そうとするから、以前より『後ろ』が大きい。だから何を投げるのかバレているのもあるんじゃないか。なかなか打ち取れなかったり、ピリッとした内容が少ないのもそのせいだと思うんだけど」。腰の状態を可能な限り良くした上で投球フォームを見直す必要性があるという。

 菅野の持ち味は、自ら「後ろが小さく、前でバチーンと投げる」と言う投球フォームにある。テークバックが小さいことで、手元もボールの出どころも見えづらい。そこに下半身のキレや粘り、腕の強さが加わることで打者の手元で大きく変化し、打者を打ち取ってきた。その最大の長所を、慢性的な腰の違和感が少しずつ削り取ってしまっていたということのようだ。CSファイナルまでの約3週間で、菅野の圧倒的な投球はよみがえるのか――。

最終更新:9/17(火) 16:37
東スポWeb

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