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入門講座は300人がキャンセル待ち 急増するシニア需要にメルカリが一手

9/17(火) 12:19配信

ITmedia ビジネスオンライン

 フリマアプリ大手のメルカリが、“シニア包囲網”を展開する。傘下のメルペイとともに、近畿日本ツーリストなどを束ねるKNT‐CTホールディングス(東京都新宿区)とマーケティングプログラムを開始する。

【画像】“シニア包囲網”の全貌

 同施策では、「いらないものをメルカリで売って旅行へ行こう!」がテーマ。メルカリ上で不用品を販売し、その売上金をメルペイにチャージ。近畿日本ツーリストで決済する際に、メルペイを使ってもらうというイメージだ。

 メルカリは、シニアの利用が増えている。同社の調査によれば、2017年から18年にかけて、50代以上のユーザーがおよそ60%増加。また、19年6月には前年6月と比較して「終活・生前整理」というキーワードでの出品が約2.5倍に増えている。こうした流れをメルペイにも活用し、群雄割拠となっているスマホ決済市場で存在感を表したい考えだ。また、コンビニやドラッグストアなどでの少額決済が多い利用の間口を広げる狙いもある。

 タッグを組むKNT-CTホールディングスは、傘下のクラブツーリズム(東京都新宿区)で「写真撮影」「登山」などをテーマにしたプログラムを通販で展開。カルチャー教室なども手掛けており「圧倒的にシニア層の利用が多い」(KNT-CTホールディングス広報担当者)という。「最近のシニアはとてもアクティブ」とのことで、「80歳以上限定」といった旅行パックでも稼働率は高い。シニア向けには「終活ツアー」や「樹木葬体験ツアー」なども企画しており、好評だという。

 今回のプログラムに伴い、クラブツーリズムはメルカリ講座を開催。「秋のテーマ旅フェスタ」(9月8日実施)というイベント内で開催したところ、定員25人に対し、「参加枠はすぐに埋まった」(担当者)という。予想外の反響を受けて、急きょ2回開催にした。

 担当者によると、講座には50~80歳の人が参加したという。参加者に不用品を持ってきてもらい、実際に出品するまでをフォロー。商品の撮影や出品時のコメントの付け方を指南するという。中にはその場で成約した人もいたとのこと。参加者からは「写真撮影や出品など、まさかここまで自分ができるとは」といった驚きの声や「次回も参加したい」という声も挙がった。ちなみに、講座は10月以降も開催予定だ。

ITmedia ビジネスオンライン

最終更新:9/17(火) 12:19
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